■ よい  1984.8.25
 
01 週刊東京「少女A」
02 The SENTAKU
03 東京アンギラス
04 よい
05 涙の陸上部
06 たいやきやいた
07 狂い咲きピエロ
08 びっくりミルク
09 無理だ!!(You Can not Do That)
10 すいか

 

 
01 週刊東京「少女A」
詩:サンプラザ中野 曲/編:中崎英也(2:58)

 
デビュー曲でもあり、デビューアルバムの1曲目ってコトで「この曲がスタートライン感」がある。 当時の爆風スランプはライブハウスで変態的なことをしていた。このままでは売れないと踏んだソニーレコードは中崎英也さんに作曲を依頼する。 最初にデモテープを聴くとサビの部分が「Can you maker ! Heart breaker ! 」と英語であった。 ナンダ?これは?と思ったが、中野が「なんだ坂こんだ坂」と作詞をしてきて生命を得た曲である。
 

 
02 The SENTAKU
詩:爆風スランプ 曲:バナナ 編:爆風スランプ(3:28)

 
アレンジャー、バナナ氏の才能によって開花した曲。 バナナ氏が歌った仮デモのボーカルのシブイこと、シブイこと!まだ23才だった自分は 「この人は天才だ!」 と思ったのである。 ま、今でも思ってますけど。現在の技術だと一瞬でできそうな打ち込み音楽だが、 当事は1日がかりで、バスドラから打ち込んでいった。しかもコピペ無しである!
 

 
03 東京アンギラス
詩:つかもとひろあき 曲/編:中崎英也(3:08)

 
爆風スランプがデビューする際、SONYレコード内部では、
「あんな変態バンド、絶対売れない!」
と囁かれていたらしい。 そこで担当ディレクターは考えた。
「POPな楽曲も必要だ!」
そしてデビューアルバム「よい」は、A面がプロ作曲家中崎氏に依頼した新作、B面はライブハウスで演奏されていた爆風オリジナル。 と色分けされたのである。
 
東京アンギラスはその中で、最も違和感のあった曲である。故にデビュー当初は、ほとんど演奏していない。 しかしデビューして10年以上経過した時、 「やってみるか・・」とライブの曲目に加えたら「なんかオモシレ〜!」とメンバー内でも評価が2階級特進した曲でもある。
 

 
04 よい
詩:サンプラザ中野 曲/編:中崎英也(4:05)

 
「よい」と中野がタイトルと歌詞を考えてきた時、「なんですか、ソレは?」と思ったのである。へんなタイトルだ!と思ったのである。 でも、それは間違いだったワケですな。そしてアルバムジャケットが出来上がってきた時も「なんかヘンだなぁ・・・」と思ったものである。 まあ、自分に客観性が全く無かったってコトで・・・勘弁してください。変態バンドを「こう売ろう!」 と考えた当時のディレクターが優秀だったわけですな。
 

 
05 涙の陸上部
詩:サンプラザ中野 曲/編:中崎英也(3:59)
 
メンバー内では「ナミリク」と呼ばれていた曲。ライブではアカペラ、アコースティーックギター、バンドと色々なアレンジで演奏しました。 血気盛んだった当時のメンバーでは 作れない曲ですね。でも中野の詞は青春そのものです。
 
まあ実際、当時中野は学生でしたから。でも23〜24歳の大人が「紺の水着の君が・・・」 なんて考えないです。 中野の頭の中は、中学、高校時代の思い出が詰まってるんでしょうな。まあ今の時代「紺の水着云々・・・」やったら青少年保護条例違反ナントカで、 逮捕される可能性もありますな。
 

 
06 たいやきやいた
詩:サンプラザ中野/ファンキー末吉 曲:ファンキー末吉 編:爆風スランプ(4:33)
 
自分で言うのもナンですが、これは今聴いても名曲ですな。 爆風スランプがアマチュアだった頃、ライブハウスで盛り上がる曲が必要だ!と、 末吉が作ってきた時の仮の歌詞が「およげ!たいやきくん」だったんですよ。 んでソレが面白かったと・・・そのまま流用するのが粋ですな。 この曲のおかげで、デビュー当時はヘビメタバンド扱いされることも多かったのです。
 
ライブでは「史上最悪のヘヴィーメタルナンバー、たいやきやいた!」と末吉の口上が 演奏前に必ずあるんですけど、何度聴いても、何年聴いても燃えましたね。 そう言えば、このプロモビデオ・・・ビデオじゃなくてフィルムで撮ったんですが、 予算が1000万円以上かかったらしくて、ディレクターは泣いてましたね。
 

 
07 狂い咲きピエロ
詩:サンプラザ中野 曲:パッパラー河合 編:爆風スランプ(3:20)
 
爆風を結成した1982年頃、「河合も曲作んなよ。つくるべきやで!」 と末吉に言われて、最初に作ったのがこの曲ですワ。 ギターの弾き語り鼻歌状態をメンバーに聴いてもらい「じゃあやってみるか・・・」と スタジオで演奏してみたら意外にカッコよかったんです。そしてレパートリーに加わったのである。
 
この曲もプロモビデオがあるんですが、シングル曲でもないのに何故なのか? 実は「たいやきやいた」のプロモ撮影に予算をかけすぎて 「1000万も1050万も同じだろ!セット代がもったいないから、ついでにもう一曲撮影しよう」 とヤケッパチで、これも同日一緒に撮影されたのである。
 

 
08 びっくりミルク
詩/曲:サンプラザ中野/ファンキー末吉(4:51)
 
ファンク調の曲だが歌詞が変態とゆう、実に爆風らしい曲なのである。 ファンクは末吉とほーじん、変態は中野と河合が担当であったワケだが、 面白いもので、相互に影響しあうのである。ファンク調ギターなんて興味なかったが 演奏するとクセになる。リズム隊の2人も「象乳ってスゴイな・・・」 と感銘を受けていた。ライブハウスで中野が「牛乳!」の場面で牛乳を撒き散らして、 臭かったのが印象的である。 
 

 
09 無理だ!!(You Can not Do That)
詩:ハヒフヘほーじん 曲:ハヒフヘほーじん 編:爆風スランプ(1:18)
 
この曲で初めてTBS「ザ・ベストテン」に出演したのである。今週のスポットライトなる、 ヒットチャートで10位に入ってない注目曲を紹介するコーナーだ。 確か「現在52位!爆風スランプです!」ぐらいだった。 世間に認知はされたが「お笑いバンド」なる評価を決定づけた瞬間である。 まあ本人達は、お笑いだろうが何だろうが、どうでもよかった。 カッコイイと信じてたワケである。もちろん今でも、そう思っている。
 

 
10 すいか
詩:サンプラザ中野 曲:豊岡正志(5:51)
 
爆風スランプでも変態ベスト3に入る楽曲であろう。中野と河合の前身バンド「スーパースランプ」 時代から演奏していた曲。子供の頃から好きだった プログレッシブロック魂も相当注入されている。 もうAメロとかサビとかの概念は存在せず、ポップスとは対極に位置しているが・・・好きだ。 歌謡曲もユーミンも大好きなんだが、 こんな変態曲も大好きなのである。 「奥さん!すいか買わね〜か?」でグッとクルか来ないか。そこが別れ目である。

豆知識 その1
  CD版「よい」に収録されている「うわさになりたい」と
  「無理だ!決定盤」はアナログレコード、カセットには
  収録されてないのです。通称「K」さんからメールで教えて
  頂き、気が付いたのです!みんなでドンドンと矛盾や
  間違いを探してメールしよう!大歓迎ス!

「よい」ジャケット写真


 
■ しあわせ  1985.11.01
 
01 美人天国
02 青雲
03 The Good Bye
04 来たぜ!!
05 大きな玉ねぎの下で
06 1800
07 せたがやたがやせ
08 青春りっしんべん
09 女の道
10 おしゃれな東京タワー

 

 
01 美人天国
詩:サンプラザ中野 曲:中崎英也 編:竹中尚人/ファンキー末吉(4:52)
 
「美人ならこの世は天国」を体現した女性とは? 中野に言わせると、イメージしたのは女優の石原真理子さんらしい。 この曲が録音された1985年の日本はバブル景気突入、ボディコン女が闊歩し始める頃である。 ギターソロ部分は、あのCHAR氏との掛け合いになっている。 「CHAR」と言えば日本ギタリストのカリスマであり、録音時は横に並んで弾いたのだが、 スッゲ〜緊張した。ホント緊張した。そして一言、

 
CHAR「自由にさ、好きにやろうよ〜」
 
いやいや・・・アナタはできるかもしれないけど、ワタシはできませんよ。 もう子羊のように震えながらギターを弾きましたね。 ライブでは中盤の「さあ、ここから盛り上がっていこうぜ!」ってな曲順で 演奏されてました。陽気で勢いがあるナンバーって位置付けですな。
 

 
02 青雲
詩:サンプラザ中野 曲:嶋田陽一 編:中村 哲(4:12)
 
個人的には、このタイトルを聞くと「お線香なら青雲」ってCMを真っ先に思ってしまうのです。 キーボード主体のアレンジなので、ライブ時は結構ヒマです。 鍵盤担当のサポートメンバーがいない時は、ほとんど演奏されてないかも。 このアルバムの中では印象が薄い曲ですなぁ・・・自分で言うのもナンですが。
 

 
03 The Good Bye
詩:サンプラザ中野/江川ほーじん 曲:江川ほーじん/パッパラー河合 編:中崎英也/爆風スランプ(3:56)
 
ほーじんベースで成り立ってる曲ですね。自分にはR&Bの素養が全然なかったので、 「へぇ〜へぇ〜こんな感じに弾けばいいのかな?」とか言いながら録音した。 でも長年演奏すると、体にしみ込んでくるもんで、 1年後には「チャカチャカギターも気持ちイイの〜!」 と、すっかりカッティング人間になってました。
 

 
04 来たぜ!!
詩:サンプラザ中野 曲:江川ほーじん 編:爆風スランプ(1:58)
 
「無理だ!」みたいな短い曲作ろうよと、作った曲である。 1枚目のアルバムがが成功すると、2枚目のアルバムも似た感じになるのが世の道理。 キングクリムゾンでさえ「クリムゾンキングの宮殿」と「ポセイドンのめざめ」 は、ほぼ同じアルバムと言っていい。まあ成功例を踏襲しちゃうんですな。 爆風も「よい」が評判よかったので、そうなったワケです。 まあ個人的には「無理だ!」は超えてません。
 

 
05 大きな玉ねぎの下で
詩:サンプラザ中野 曲:嶋田陽一 編:久米大作(5:00)
 
アマチュア時代、中野と機材車で九段近辺を走ってる時、
「ホラ、あの武道館の屋根の上の金色の・・・タマネギみたいだよな」
と話したのを覚えている。あんな雑談から曲になるとは感慨深いし、中野も大胆なヤツよのぅ。
 
「しあわせ」発売の時点では、単にアルバムの中のバラードって位置付けでしたね。 後にシングルカットして、紅白歌合戦で歌ってから代表曲となったワケです。 今でも「カラオケでたまねぎ歌ったよ〜」なんて言われる程、 爆風ファンでは高支持率なんじゃなかろうか。 アンケートしたワケじゃないんで実際は判りません!推測であります。
 

 
06 1800
詩/曲:パッパラー河合/ファンキー末吉 編:ファンキー末吉/バナナ(3:26)
 
これも「せんたく」みたいの作ろうぜ!と作ったんですよ。もうノリノリで作りましたね。 この頃は、まだ打ち込み音楽って流行ってなかった。だから余計面白くて・・・ 当時、東京の信濃町にソニーレコードのスタジオがありまして、そのロビーで末吉と一緒に カタカタとデータを打ち込みましたよ。和風の打ち込み音楽! なんて斬新なんだ!と二人で自画自賛しながら打ち込みました。 1985年の話ですからね、さすがITの申し子であります。
 
まあ実際、機械に強いのは末吉なんですが。 ちなみに信濃町ソニースタジオ、ソニー社内では「百恵ちゃんスタジオ」と言われてました。 レコード業界では「およげ!たいやきくんビル」とかイロイロあるようです。
 

 
07 せたがやたがやせ
詩:サンプラザ中野 曲:ファンキー末吉 編:爆風スランプ/中崎英也(3:31)
 
これは好きだぁ!まずイントロが好き。「ジャジャジャ〜ン!」と・・・いいですワ。やはり単純な8ビート、テンポ150ぐらい ってのがツボです。そして語感も好き。前出の2枚目症候群なのか「たいやきやいた」に発想が似てなくも無いが、満点です。 ちなみにライブでは「ヨイショ〜!」のコーラス部分でジャンプするんで、コーラスに参加したことがない。
 
ああ、段々思い出してきた・・・そう、録音したのは信濃町スタジオ、アンプはツインリバーブ、ギターはヤマハ青のセッションですな。 よし、まだまだ脳細胞は死んでない。記憶がズンズン蘇るぜ!

 

 
08 青春りっしんべん
詩:サンプラザ中野 曲:江川ほーじん 編:中崎英也(3:56)
 
「りっしんべん」ってなんだよ!って最初は思いましたね。そんなタイトルありかよ!って感じですワ。まあ爆風の場合ほとんど、そうなんですが・・・ 当時の爆風はデビューしたての若造だったんで、アレンジなんて細かいコトは考えてないワケですよ。 だからレコード会社は経験豊富なアレンジャーを起用するんですね。
 
んで登場したのが「週間東京少女A」作曲でお馴染みの中崎英也さんです。 今でもたまに会います。今でも仲がいいんです。中崎さんはイントロに「アウゥ!」とか入れたり、ヘンな機械音入れたりするワケです。 まあ自分達は若造だったんで、何をやっても「面白れぇ〜!」って騒いでました。担当ディレクターだったガンコさんはイントロの 「アウッ!」を聞いて「中崎クンって変態っぽいね」 とか言ってました。そう言われて中崎さんも「グェヘヘ〜そうかなぁ?」なんて喜んでたりして・・・
 

 
09 女の道
詩:サンプラザ中野 曲:パッパラー河合 編:バナナ(4:30)
 
これまた演歌かよ!ってなタイトルですがコレに関しては、今でもそう思います。 「誰か早く私抱きしめて」のサビ部分が最初にできたんですね。そして後からAメロとBメロを作ったワケです。 まあBメロは中野が叫んでるだけなので正確にはメロディーではないんですが・・・ 担当ディレクターのガンコさんは「これってワタシのこと?違うよね?」 と信濃町スタジオで中野に詰め寄っていた光景が思い出されますなぁ。中野は「違うよ」とツレナイ返事でした。
 

 
10 おしゃれな東京タワー
詩:サンプラザ中野 曲:ファンキー末吉 編:爆風スランプ/竹中尚人(4:17)
 
アマチュア時代の代表曲ですな。今でもカッコイイと堂々と胸を張って言えます。ええ、言えますとも! 爆風スランプは「爆風銃」と「スーパースランプ」が合体してできたバンドですが、 爆風銃に「おしゃれなファンキーダイナマイト」って曲があったんです。なんて素敵なタイトル!と中野と河合は思っていたんです。 その想いが、この曲に宿ったワケですな。
 
この曲のインパクトが強かったせいか「よし、デビューの御披露目イベントは東京タワーでやろう!」 とソニレコードは考えた。そして東京タワー大展望台でライブを敢行したのである。今考えると、よく許可してくれたなぁ・・・

豆知識 その2
  CD版「しあわせ」に収録されている「えらいこっちゃ」は
  アナログレコード、カセットには収録されてません。
  ちなみに「しあわせ」はオリコン初登場4位でした。
  


 
「しあわせ」ジャケット写真


 
■ 楽  1986.10.22
 
01 追え!!
02 まっくろけ
03 黎明
04 天国列車で行こう
05 Yeah! 年末
06 楽
07 おはようくん
08 日本一いい気なラヴ・ソング
09 1986年の背泳
10 ラクダのコブには満月がよく似合う

 

 
01 追え!!
詩:サンプラザ中野 曲:パッパラー河合 編:爆風スランプ(1:36)
 
この頃、信濃町スタジオに24chデジタルレコーダーが導入されたが、 何故か爆風のレコーディングに使用されなかった。となりのスタジオでは「エコーズ」が デジタルレコーダーで録音していて「おおお!24ch!最先端!」なんて羨ましがっていた。 まだ当時は、ぶっといテープの「STUDER」16chアナログレコーダーが主流だったのだ。 何故使わなかったのか?理由は定かではないが、

 
1、使用料が高かった
2、デジタルレコーダーが1台しかなかった
3、アナログレコーダーのが音がイイ!と判断した。

 
担当ディレクターは「高いんだよ〜!」と言っていたが、多分2番だと思う。 しかし相変わらず短い曲が好きだよな。この曲はライブでの演奏率は低いです。 別に封印したとか・・・そんなコトは全然ないんですが。
 

 
02 まっくろけ
詩:サンプラザ中野 曲:ファンキー末吉 編:中村 哲(4:12)
 
毛糸、ニット製品のCMソングにもなった、爆風の代表曲でライブの定番でもある。 コンサート終盤、中野が「まっくろけ〜」と曲名を叫び、末吉がドコドコ、ドコドコドンッ! とイントロを叩き、ほーじん、河合がジャーン!とかき鳴らすと、最前列の女子達が軒並み「キャー!」と 失神の大騒ぎ。
 
ってなコトは全然なくて、相変わらず変態お笑いバンドの名を欲しいままにしていた! って認識なんですが・・・間違ってますかね?余談だが、この曲を聴いたサザンの桑田さんが 「サンちゃん、アレはいい曲だね」と中野に言っていた。当然中野は昇天していた。 それを見ていた自分も、天空に舞い上がったのである。
 

 
03 黎明
詩:サンプラザ中野 曲:パッパラー河合 編:中村 哲(4:25)
 
当時、ソニーレコードには信濃町スタジオの他に六本木スタジオもあった。通称「六ソ」、ちなみに信濃町は「信ソ」だ。 その六ソで「黎明」を歌入れした。中野が歌詞を持ってきた時、担当ディレクターが「河合君、コレ読める?」 と聞いてきた。「レイメイだよ」とすかさず答えると「スゴイ!」と驚くディレクター。「フフフ・・・」と 不敵に笑う河合。 手塚治虫の不朽の名作漫画、火の鳥に「黎明編」ってのがあるのだ。それで読めたのである。 漫画も役に立つ。他にも「鳳凰編」「羽衣編」「未来編」・・・まあ関係ないか。
 

 
04 天国列車で行こう
詩:サンプラザ中野 曲:江川ほーじん 編:中村 哲(4:05)
 
16ビートのオシャレナンバー。ほーじんがコンナ感じの曲が大好きで、皆も影響されて好きになっていく。 ライブでも沢山演奏した。青春路線ではない、爆風のハードボイルドなファンク路線である。 これが後に「THE TSURAI」のような名曲を生んだと思う。ええ、今そう思ったんですが・・・何か?
 

 
05 Yeah! 年末
詩:サンプラザ中野 曲:ファンキー末吉 編:中村 哲(3:58)
 
これは楽しいファンク路線ですな。上記の「天国列車で行こう」はライブの定番だったが、 「Yeah! 年末」は、ほとんど演奏されてない。この差ってドコから来るんでしょ? 作った時は、全ての曲に愛情があるんですが、段々と・・・愛情が無くなるワケじゃないが、 差がついてくる。Yeah! 年末、好きなんだけどねぇ・・・曲も詞も楽しいんだけど。 そうゆう運命の曲ってのも、あるんですな。
 

 
06 楽
詩:サンプラザ中野 曲:パッパラー河合 編:爆風スランプ(3:38)
 
このアルバムは、全ての作品の中でも一番音が小さいイメージがある。音数も少ないし、音像も空間が広い感じだ。 よく言えばクリア、悪く言えばスカスカ。現状のドラム&ベースがブンブン状態音楽とは対極にある。 この曲もロック調なんだが、妙にキレイに仕上がっている。楽器の細かいニュアンスやバランスが重視されているMIXだ。 イイとか悪いとかじゃなくて、時代なんでしょうな。それにしても「楽にいこうぜ〜」ってコトは、普段は相当、苦悩を抱えてます! と言ってる気もする。まあ苦悩のない人間なんて、クリープを入れないコーヒー・・・(以下省略)
 

 
07 おはようくん
詩:サンプラザ中野 曲:パッパラー河合 編:バナナ/爆風スランプ(3:55)
 
ねじれ感覚が効いた曲です。そもそも「おはようくん」とは誰なのか。じゃあ「おやすみくん」は存在するのか? 間奏でどんどん壊れていくワケで、そこらの感覚がイイんですよ。異論は認めん!まあでもライブでは、あまり盛り上がらなかったような・・・ 責任者出て来〜い!
 

 
08 日本一いい気なラヴ・ソング
詩:サンプラザ中野 曲:江川ほーじん 編:中村 哲(4:57)
 
レコーディング風景が昨日のことのように蘇りますよ。爆風のコーラスと言えば「たいやきやいた」の「うぁんくぉで、ま〜っくろ〜ぃ・・・うえ!」 のように、汚く荒々しいものであった。しかしアレンジャーさんが「コーラス、綺麗に撮ろうよ」と進言。 黙々とコーラスのダビング作業が続き・・・さあ聞いてみるか!メンバー全員で「おおおお!綺麗だ!カッコいい!」と涙した。 ま、ホントに泣いたわけじゃないが、綺麗コーラスのバリエーションが増えた瞬間である。チロリ〜ン!爆風スランプはレベルが1上がった! 100ゴールドを手に入れた!

 
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09 1986年の背泳
詩:サンプラザ中野 曲:パッパラー河合 編:バナナ(4:58)
 
いやね、コレ大好きなんですよ。特にギターソロがね・・・フフ。心がホンワカするバラードじゃなくて、延々と荒れ地を一人で歩くバラード。 はぁ〜寂しいねぇ。だがそれがイイ。キングクリムゾンで言えば「ムーンチャイルド」
悲しい曲ですよ。そう苦悩だ!苦悩の無い人間なんて クリープを・・(略)
ライブでは歌い出しの部分を中野と河合で交互に歌った。へたっぴだと雰囲気壊れるんで、そ〜っと歌いましたよ。そう、なるべく聞こえないように 小さい声で・・・情けねぇ〜
 

 
10 ラクダのコブには満月がよく似合う
詩:サンプラザ中野 曲:ファンキー末吉 編:福田裕彦/爆風スランプ(4:12)
 
プログレッシヴロックだね。妖しい雰囲気の詞にはハードで陰鬱な曲調がよく似合う。キーボードが福田さんなんで、 ちょっとフュージョンの風味もある。こうゆうのはライブで盛り上がっちゃうんですよ・・・演奏者がね。 まあ聴衆を置いてきぼりにしてしまうワケだ。同じ置いてきぼりでも「おはようくん」とは訳が違う。 メンバー全員がのめり込める曲だったんで、よく演奏した。そして勝手に盛り上がったのであった。

こぼれ話 その1
  「楽」が発売された時、熊本の松本レコード・・・だったと思う。
  店長さんがえらく、このアルバムを気に入ってくれた。
  何年後かに訪れると、息子さんに「楽」と命名したと言う。
  スゴイでしょ?ね?スゴイっしょ!
  ホントありがとう御座います!楽君元気かい?
  まあ、これで記憶違いだったらサイテーな人間ですな。


 
「楽」ジャケット写真

 


 
■ Jungle  1987.10.1
 
01 THE TSURAI
02 星空ダイヤモンド
03 終わる恋じゃねえだろ
04 風の音
05 雨だれ
06 夕焼け物語
07 スーパーラップX
08 映画通り
09 恋はワンルーム
10 More Than True
11 愛がいそいでる
12 東の島にブタがいたVol.3

 

 
01 THE TSURAI
詩:サンプラザ中野 曲:江川ほーじん 編:新田一郎/爆風スランプ(4:53)
 
とにかく難易度の高い曲だった。なにが高いってイントロの「ジャジャジャジャジャジャジャジャジャジャジャジャ!パパパパァ!」 の「ジャ」が6連符で超高速なのである。泣いたね・・・速くて。レコーディング時に何度やり直したか覚えてませんよ、エエッ! 他の部分はノリノリで弾けるんですが、アノ部分だけはライブでも心臓が早鐘のように鳴るのです。 でも、そのドキドキも「哀れなのは〜オイラだ〜ぜ〜アッアッア〜ッ!」の盛り上がりで相殺されます。 世の中って上手くできてますね、フフフ。
 
爆風史の中では「お笑い色を払拭しよう!」って時期に突入していた頃で、ハードボイルド路線を突き進めた曲でもあります。 ハマったね、これは。何より中野にピッタシだと思う。今でもカッコいいと思います。ちなみに「曲中で3回ベースソロが出てきますよ!」 と言って全国をプロモーションして回りましたね。特に2回目の6連符チョッパーは超絶技です。
 

 
02 星空ダイアモンド
詩:サンプラザ中野 曲:ファンキー末吉 編:新田一郎/爆風スランプ(3:57)
 
「THE TSURAI」もそうだが、この曲にもホーンセクション、つまりトランペットとかサックスとか金管楽器が入っている。 ほーじん、末吉には馴染み深い楽器だが、河合や中野にとっては始めての経験。あ、中野は「中学時代にトロンボーン経験アリ」と言ってますが・・・ まあ何事もやってみないと判らないのでホーンセクションを導入。 結果、カッコいいけどロックっぽくないなぁ・・・と思いましたね。でもね、曲はオシャレで大好きなんですよ。 末吉が得意なジャージーなコード展開でね。ま、その色とりどりなのが爆風でもあるわけです。
 

 
03 終わる恋じゃねえだろ
詩:サンプラザ中野 曲:パッパラー河合 編:爆風スランプ(4:22)
 
これもハードボイルド路線ですな。この頃、中野に「その怒った歌い方がカッコいい!」と、よく言ってました。 まあ怒ってないんですけどね。中野は「別に怒ってないよ!」と怒ってました。 「爆風元年ツアー」の1曲目がこの曲でしたね。全員が真っ黒い衣装を着てカッコつけました。黒服か! ホント、渋さを追求した時期なんですな。
 

 
04 風の音
詩:サンプラザ中野 曲:江川ほーじん 編:爆風スランプ/新田一郎(4:29)
 
これまたホーンセクションが挿入されたファンキーな曲であります。ほーじんが、こーゆー曲を大好きだったんですよね。 ファンキーナンバーには必ずベースソロが挿入されていて、ほーじんの並々ならぬベースへの思い入れが 今でも手に取るように判ります。まあ、このアルバムで「もしかして本格派バンド?」みたいな世間の見方も出てきたのかも。
 

 
05 雨だれ−Instrumental−
曲:パッパラー河合(1:14)
 
なんかアコースティックのインストが1曲入ってたりするとロックアルバムっぽくないスか? ホント安易な発想ですなぁ・・・シミジミ。この頃、一人でこんな曲を色々と作ってましたね。まあアコギに凝っていたワケですね。 でもね、スゲエ音が小さいんですよ!車の中じゃ聞き取れないんですよ。「あれ?」と思って ボリュームを上げると、次曲の「夕焼け物語」でスピーカーが爆発します。これが今でも心残りです。
 

 
06 夕焼け物語
詩:サンプラザ中野 曲:パッパラー河合 編:爆風スランプ/新田一郎(3:57)
 
こうゆうニューミュージック系の曲は爆風では初めてかな?ユーミンをこよなく愛す河合としては、大好きな1曲です。 なにせ中学3年から聴き続けてますからねユーミンは。 もうね、ユーミンの気持ちになって夢中で作りましたね。でもユーミンの足元にも遠く及びません! 河合の中でユーミンはポップスの神様なワケで、近づいちゃいけないんです!言ってることが支離滅裂になってきました。 今、あらためて聞いてみると・・・青春だなぁ。好きだ。
 

 
07 スーパーラップX
詩曲:パッパラー河合 編:爆風スランプ(2:20)
 
この時期、爆風は「お笑い色を払拭しよう!」ブームで技術的難易度の高い曲をやろうぜ!って気運が高まっていたのです。 んで、ファンク系が「THE TSURAI」でプログレ系の曲がコレですね。変態ですね。 デモテープの段階で「母さんが、母さんが〜」と河合が仮詞で歌っていたワケです。 そして中野が詞を書く・・・ハズだったんですが「これ面白いよ。いいじゃない!じゃあ河合歌って!」 どんなバンドでも1曲ぐらい他のメンバーが歌うでしょ?ビートルズでもリンゴがイエローサブマリン歌ったように・・・ まあ、その類と思ってもらって結構です!
 

 
08 映画通り
詩:サンプラザ中野 曲:斎藤寛志 編:爆風スランプ/新田一郎(4:03)
 
これはハッキリ言って「爆風銃」そのものです。と思って今クレジットを確認したら「爆風銃」のアマチュア時代の曲でした。 「爆風銃」は超ファンキーバンドでした。んで「すいか」をやっていたスーパースランプ。常識で考えれば、ほとんど接点はないですよ。 それが合体したんですから、もう無茶苦茶ですな。 でも、それを考え出した末吉は偉いね!
 

 
09 恋はワンルーム
詩:サンプラザ中野/パッパラー河合 曲:パッパラー河合 編:爆風スランプ(3:50)
 
ポップソングの王道みたいの作りたいなぁ〜と思いまして作りましたね。ライブではほとんど演奏されることが無かったです。 中野に合ってなかったのかなぁ・・・と今は思います。担当ディレクターは「ラジオの音少しだけ〜」の部分を聞いて、 「ねぇ・・・河合君って、すっごくエッチだね・・・」と言ってました。エッチってのも懐かしい言葉ですが、アンタも十分エッチだよと 思ったものです。
 

 
10 More Than True
詩:サンプラザ中野 曲:ファンキー末吉 編:爆風スランプ(4:27)
 
これもライブでほとんど演奏されなかったですねぇ・・・今聞いてみると「恋はワンルーム」同様、中野にマッチしなかったのかな? サビの部分の中野の怒りっぷりと、コーラス「もっともっと」のカワイイ声とのギャップが激しいです。ちょっと笑えます。
 

 
11 愛がいそいでる
詩:サンプラザ中野 曲:中崎英也 編:爆風スランプ(4:59)
 
自分で言うのもナンですが、これはイイ曲だと評価高いですね。ええ、ロックとか歌謡曲とかファンクとか関係無く、普通にイイ曲。 しっとりしたアレンジもいいし、詞もハマりまくってます。プロモビデオで河合がハーモニカを吹いてましたが、 実際に録音したのはスタジオミュージシャンです。猛特訓してライブでは河合が生演奏しました。おかげで今でもハーモニカ吹けます。
 

 
12 東の島にブタがいたVol.3
詩:サンプラザ中野 曲:ファンキー末吉 編:爆風スランプ(3:57)
 
ブタシリーズです。爆風アマチュア時代にも「東の島にブタがいた」って別曲がありまして、みんなで気に入ってましたね。 この動物擬人化シリーズ、中野は特に気に入ってたんでしょう。なんたってVol.3ですからね。もうライブでは超盛り上がる曲だったんですよ。 渋く盛り上がるんじゃなくて、楽しく激しく盛り上がるパターンですね。ちなみに小泉今日子さんがカバーしてます。


 
「Jungle」ジャケット写真

 


 
■ HIGHLANDER  1988.11.2
 
01 耳たぶ
02 ハイランダー
03 スパる
04 月光
05 Bitter Memories
06 ひどく暑かった日のラヴソング
07 穴があったら出たい
08 転校生は宇宙人
09 きのうのレジスタンス
10 Runner
11 THE BLUE BUS BLUES
12 目ん玉

 

 
01 耳たぶ
詩/曲:パッパラー河合 編:爆風スランプ(1:34)
 
「コンセプト・アルバム」なる言葉がある。一つの主義主張にのっとって、一枚のアルバムを制作する。それは音楽性でも、思想でもなんでもいい。 それによって、アルバムに統一感、もしくはビシーッと筋が通るのである。この「ハイランダー」も耳たぶと目ん玉で前後を挟みこむことによって、 グ〜ッと緊張感、統一感が醸し出されているハズ・・・見事なコンセプト・アルバムだろ!ハ〜ハハハァ!
 
冗談は置いといて・・・これはライブ録音で、 コンサートの小便タイムで河合が歌っていた。先に、この頃アコギに凝っていたと書いたが、爪弾いてた時に冗談でつくった曲。 まあ真面目に作ってたら怖い人ですよ。でも嫌いじゃないです。
 

 
02 ハイランダー
詩:サンプラザ中野 曲:本多たけし 編:爆風スランプ(4:53)
 
「土地が高すぎて東京では家は買えぬ・・・」って歌詞にはビビりましたよ、ナンだそりゃ!って。もう中野には歌作りの常識は通用しない! この堂々とした曲調、今までの爆風ではなかったですね。そうです、サポートメンバーの本多君が作ったんですね。 新しいものに出会うと、すぐ取り入れるのが爆風のイイところでしょうね。まあ無軌道な青春とも言いますが。 間奏もアカペラコーラスとかに挑戦しちゃってます。まさに無軌道!
 

 
03 スパる
詩:サンプラザ中野 曲:江川ほーじん 編:爆風スランプ(4:41)
 
放射能ヤダ〜って言ってます。この当時、チェルノブイリ原発事故で、この先数十年は、ヨーロッパ産のスパゲッティーは食えない! と言われてました。時事問題に敏感な中野であります。社会派ソングと思いきや、単にバリバリのファンクナンバーであったりします。 ベースが大暴れのパターンではなく、ギターがフレーズを繰り返すパターンですね。「子供が最初さ〜」の部分のベースがラリーグラハム そっくりで、ほーじんのグラハム神っぷりが伺えます。ま、河合のユーミンみたいなもんですかね。
 

 
04 月光
詩:サンプラザ中野 曲:パッパラー河合 編:爆風スランプ(4:18)
 
これね、まだ歌入れした時のこと覚えてます。中野が詞を持ってきたんですよ。歌詞カードを見ると「月明かりムーンライト」 ってフレーズがあるじゃないですか!河合はすかさず言いました。
 
「中野!これさ、月明かりとムーンライトは同じ意味だろ!それにムーンライトなんて・・・昔からサビで英語とか恥ずかしいなんて言ってたじゃん! 爆風は日本語を大事にするんじゃなかったのか〜!言え、なんか言え!」
 
すると中野は答えた。
「まぁ・・・いいじゃん」
 
まぁ・・・いいです。この曲の妖しい雰囲気が好きです。当時、誰かがこの曲を聴いて「爆風って耽美派なんだね・・・」と言ってました。 「ハァ・・・」と答えた河合ですが、家に帰ってすぐに調べましたよ「耽美派」を。 辞書には「美を唯一最高の理想とし、美の実現を人生の至上の目的とする」とあります。 まぁ・・・いいです。
 

 
05 Bitter Memories
詩:サンプラザ中野 曲:パッパラー河合 編:爆風スランプ(4:10)
 
これまた地味な曲です。ライブでも演奏した記憶がないです。多分、松田聖子さんの「sweet Memories」の逆なんでしょうね。 曲の中に盛り上がる部分が全然なく、淡々としてるんで仮タイトルは「タンタン」でした。 寂しいタイトルです。さすがに「そりゃ〜いい!それでいこう!」 ってな話にはなりませんでした。
 

 
06 ひどく暑かった日のラヴソング
詩:サンプラザ中野 曲:パッパラー河合 編:爆風スランプ(3:33)
 
8ビートでひたすら「ガガガガガ!」と突き進む曲であります。この単純さがイイんです。 「ひどく暑かった日」ってのは、ランナーにも入ってて中野のお気に入りフレーズですな。この曲も青春の思い出ソングで、 「B面回り続けてた〜」ってトコがつぼです。実はレコーディングとライブのキーが1音違います。 ボーカルにとってギリギリ限界の高い音域で録音したんで、何十曲も歌うライブでは 、これ1曲でノドがつぶれそうになるんですね。だからライブでは低いキーで演奏するのです。
 

 
07 穴があったら出たい
詩/曲:豊岡正志 編:爆風スランプ(3:50)
 
スーパースランプのアマチュア時代の曲です。その時にしか作れない曲ってのがありまして、こんな無茶苦茶な歌詞、楽曲ってのは 作ろうと思ってできるワケじゃあないです。まあ作ったのはスーパースランプリーダーの豊岡さんですけど・・・彼がこれ作ったのは まだ10代の頃なんでスゴイ天才肌の人ですね、ホントに。
 
スーパースランプはこの曲でEAST WEAT80なるアマチュアコンテスト を勝ち抜きました。ちなみに間奏で「この偽者に気がつかず〜!」って叫んでるのは河合です。これ叫ぶの、結構気合がいるんですよ。 ボソボソ言っても仕方ないし・・・難易度の高い部分なんです実は。
 

 
08 転校生は宇宙人
詩:サンプラザ中野 曲:ファンキー末吉 編:爆風スランプ(4:17)
 
これはNHK「みんなの歌」ですね。でも実際にTVで見たことは、あまり無いのです。だってそうでしょ? 「みんなの歌」を何時から放送してるのか把握してる人は少ないと思うんです。 ある時期からNHKは学校唱歌みたいのじゃなくて、ポップスも「みんなの歌」で流すようになりました。 その時流に爆風もガッツン乗っていけ!って作戦ですな。
 
この曲は「みんなの歌」視点で聴くと、曲も詞もスキがない! 360度どこから聴いても「みんなの歌」ですが、 ライブではあまり演奏されなかった。やっぱり爆風には、ぶっ壊れた部分も必要だったんでしょうかね。
 

 
09 きのうのレジスタンス〈PAPA, I WANT TO SING〉
詩:サンプラザ中野 曲:江川ほーじん 編:爆風スランプ(4:29)
 
映画「木村家の人々」の主題歌だったシブい曲。なんでもないスローテンポの曲なんだが、こうゆうのは難しいんですよ・・・実は! うるさいのならギャーギャー演奏すればいい。早いんだったらスピードの限界に挑めばいい。しかし、シブくきめろ!ってのは20代の 若者には難題なのです。だから爆風の主要ナンバーにはならなかったのかな?と思うワケです。 こうゆう曲はのアメリカの老人バンドとかが演奏すると、100倍カッコよかったするのでは? ええ、モチロン想像です。多分そうじゃないかなぁと思うだけです。
 

 
10 Runner
詩:サンプラザ中野 曲:Newファンキー末吉 編:爆風スランプ(4:46)
 
御存知、運動会と言えばコレ!ってぐらい「小学校の運動会、ランナーで走りました〜!」と言われます。あと、結婚式などで「河合さん! ランナー歌ってくださいよ!スキなんですよぉ」と言われ困惑することも、タマ〜にあります。そんな時は、
 
「ボカァ〜ね、歌えないんスよぉ・・・違うんですヨォ・・・歌ってるのは中野なんですよぉ・・・」
 
とモジモジすることにしている。すすと、ほぼ諦めてくれます。 まさに爆風スランプの名を世に知らしめた曲と言っていいでしょう。この曲で「爆風は変わっちまったい!」と言う人もいたし、 この曲から「爆風を好きになった」と言う人もいた。実際のところは、本人にもよくわかりません。本人達は突き進むだけですからね。
 
この時期、ベーシストほーじんが爆風を去ったことと重ね合わせてランナーを聴くと、よりズ〜ンとキマス。 まあ、マラソンのお供によし、ジ〜ンと感慨にふけるもよしってコトですか。実はこの曲、当時CMソングにもなってるんですが、 昭和天皇崩御の関係で放送自粛となったと記憶してます。話の続きはシングルの項で書きますね。
 

 
11 THE BLUE BUS BLUES
詩:サンプラザ中野 曲:パッパラー河合 編:爆風スランプ(4:54)
 
歌い出しに「僕らの大きくてスイマセン号は〜」とありますが、実話です。爆風がアマチュア時代にスンゴイでかいバスを中古で買いまして、 全国のライブハウスを廻った回想歌になってます。同名のビデオもありますが、そのジャケット写真のバスは偽者です!
 
さて問題は、この曲はブルースなのか?ってコトですが、伊勢崎町ブルースとか、黒猫のタンゴ とか、お嫁サンバと同類と考えてもらって結構です。要は曲のスタイルなど些末なコトなのです!フォホホ! ライブでは、よく最後の曲として演奏されました。ほんわかしたムードでコンサートが終わるんですよね。 かなり気楽に演奏してたんで・・・多分、河合が一番いい加減な演奏だったと思います。
 

 
12 目ん玉
詩/曲:パッパラー河合 編:爆風スランプ(1:55)
 
再び最後に魅惑の河合ボーカルが堪能できます。目ん玉は実際に舐めたコトはないんですが、白目の部分は触れる!ってコトに当時、気がつきました。 だから「さわりたくても、さわれやしない」ってのは間違いですね。でも、そんなクレームは1件もなかったです。
 
ライブでは、この曲が始まると「キャー!」とか言いながら倒れて失神者が続出したと言われてます。ええ、気持ち悪かったんでしょうね。 3番に「きんたま」ってのもありましたが、当然収録はされてません。ちょっと歌詞も思い出せないです。 どなたか3番の歌詞を覚えてる人は、メールくんさい!

「きんたま」の歌詞、メール頂きまして解明しました。
  ありがとうございます。


 
「HIGHLANDER」ジャケット写真

 


 
■ I.B.W. 〜It's a Beautiful World〜  1989.11.1
 
01 泳ぐ人のバラード
02 I.B.W. 〜It's a Beautiful World〜
03 45歳の地図
04 満月電車
05 完敗
06 シンデレラちからいっぱい憂さ晴らしの歌今夜はパーティー 
07 女なんかなんだ
08 KASHIWA マイ・ラヴ〜ユーミンを聞きながら〜 
09 リゾ・ラバ
10 それから
11 大きな玉ねぎの下で〜はるかなる想い

 

 
01 泳ぐ人のバラード
詩:サンプラザ中野 曲:パッパラー河合 編:爆風スランプ/松原幸広(4:19)
 
「Jungle」以降のディスコグラフィーを書く時、そのアルバムを流しながら50分以内に書き上げるってコトにしてるんだが、 このバラードがスピーカーから流れてビックリした。「1986年の背泳」と混同してましたよ・・・だって両方とも泳いでるし、バラードだし。 しかしアルバム1曲目が、しっとりバラードとはチャレンジャーですな。中野の歌い方も、今までとは相当違いますよコレ! レコーディングの様子は・・・覚えてません、キャハ!いい歳して「キャハ!」とはなんだ貴様! 弦は生ですねコレ。いや〜なんで覚えてないんだろ、キャハ!
 

 
02 I.B.W −It's a Beautiful World−
詩:サンプラザ中野 曲:パッパラー河合 編:爆風スランプ(4:46)
 
好きですね。お気付きの方もいるかもしれませんが、演奏が非常にシンプルです。ドラム、ベース、ギターしかないですね。 ギターソロのバッキングギターさえありません。まあバンド根性と申しましょうか・・・ホーン、キーボード、弦と音を重ねすぎだぜ! なんて考えたんですよ。じゃあ音を重ねないぜ!って・・・極端なんですよ考えが。でも好きですね。
 
このアルバムからベースが、ほーじんから和佐田さんに変わってます。二人ともテクニシャンで、どんな音楽でもOKって 感じです。あえて言うなら、ほーじんが先鋭的、攻撃的なスタイルだとすると、和佐田さんは どっしりと包み込むような音色ですね。いや〜両スタイルとも大好きなんです。
 

 
03 45歳の地図〜COME BACK青春!
詩:サンプラザ中野 曲:パッパラー河合 編:爆風スランプ(3:39)
 
え〜と、今47歳ですよワタクシ。まあそれは置いといて・・・これも8ビートで「ガガガガガ〜!ドカドカッ!」と突き進み、中野が叫び歌うとゆう、 爆風の黄金パターンであります。もう既に伝統芸能の域に達してますね。そして間奏で中野がセリフを叫び、ゴールデントライアングルが この曲中に形成されております。
 
この曲はシングルとしても発売されたんですが、そのジェケットで着ぐるみを着用し立っているのは河合です。 「このモデルは河合君しかいないよ!」とディレクターにそそのかされました。見れば判りますが、誰がモデルでもよかったんですよ。 騙されましたねプンプン!いい歳して「プンプン!」とはなんだ貴様!
 

 
04 満月電車
詩:サンプラザ中野 曲:Newファンキー末吉 編:爆風スランプ(4:14)
 
なんてオシャレなんでしょ!この曲も、当時は爆風の新機軸でしたね。レコーディングで使用したクラッシックギターは、YAMAHAの超高級ギター なんですよ。表面がヒビ割れしたんで売り物にならないから「50万円するけど、あげるよ〜!」とヤマハ様に頂きました。 値段を聞いて思わず土下座しそうになりました。本物のクラッシック向けなんで、指板は広いし真平らだし、弾くのは難しいんです・・・ でも、いい音するんでレコーディングでは重宝します。
 

 
05 完敗
詩:サンプラザ中野 曲:チャーシューメン黒石 編:爆風スランプ/工藤隆(3:57)
 
この曲、ライブであまり演奏しなかったせいか、脳みその片隅に追いやられてました。久々に聞いて「ヘイ!」と「セイ!」の掛け声で 飲みかけのコーヒーを吹き出しましたよ、マジで。おかげでキーボードが・・・無事でしたが、掃除で5分中断ですよ。
 
そうですね、平成元年なんですね。小渕官房長官が「平成」と書かれたフリップを出した時の「なんだそりゃ?」って虚脱感が蘇ります。 相変わらず中野節は炸裂してますが、サウンド的には超ポップスですな。その反動が1曲目の「I.B.W −It's a Beautiful World−」に現れましたね。
 

 
06 シンデレラちからいっぱい憂さ晴らしの歌 今夜はパーティー
詩:サンプラザ中野 曲:Newファンキー末吉 編:爆風スランプ(3:57)
 
これは爆風のアマチュア時代の代表曲でしたね。爆風スランプ結成当時は、オリジナル曲ってのがスゲェ〜少ないわけですよ。 それじゃライブができない。んで、末吉が「曲をデッチ上げたで〜!」なんて言いながらスタジオに来るんです。 「140ぐらいのテンポで、今夜はパーティー♪みたいな・・・わかるやろ?」ってな調子ですよ。だから曲はすっごくシンプルだけど勢いがある。 まあ爆風にとって勢いっつーのは大事ですよ。もう生命線と言っていい。しかしそれだけじゃあバンドは続かない。 メロディーも大切だ。ヒット曲も必要だ。でもね・・・こうゆうアホな曲も必要なんですよ。
 

 
07 女なんかなんだ
詩:サンプラザ中野 曲:Newファンキー末吉 編:爆風スランプ/兼崎順一(4:24)
 
これも末吉の「でっち上げ」シリーズですね。ライブハウスで随分演奏しましたね。アマチュア時代はロック調の曲は少なかったんですな。 しっかし・・・イントロからホーンが効いてるんですが、アマチュア時代のライブハウスではトリオで演奏していたワケですよ。 どんだけシンプルなんだよ!って感じですな。
 

 
08 KASHIWA マイ・ラブ 〜ユーミンを聞きながら〜
詩:サンプラザ中野 曲:パッパラー河合 編:爆風スランプ/新川博(4:44)
 
でた〜!魅惑の河合ボーカルシリーズです。今聞くと声が若いですが、若かったから仕方ない。 これね、当時録音していて自分の歌唱力の無さに愕然としましたね。「目ん玉」とか「スパーラップX」などの、ポップスじゃない曲は 雰囲気でイケル。勢いでイケル。しかし!これはメロディアスな曲である。歌唱力と表現力が必要なのである。 だから歌入れは苦労した。悪戦苦闘したような気がしますね。
 
パッパラー河合は柏生まれま柏育ちである。己の出生地の歌をうたう!至極当然である。実際ライブで歌っていると瞼に柏の街並みが ・・・浮かんでくることはほとんどなく、必死に歌詞を思い出してるのである。 しかし、 「参考書を抱えて振り向く」の場面になると
「サンコ和尚、抱えて振り向く」と脳内変換されてしまう。
これにいつも悩まされるのである。
 

 
09 リゾ・ラバ−Resort Lovers−
詩:サンプラザ中野 曲:Newファンキー末吉 編:爆風スランプ(4:20)
 
でた〜!ヒット曲です。これで随分とベストテンやらトップテンに出演しまいしたね。これらの番組は生放送にこだわるのです。 だから各地から中継ってのも多かった。学生時代に「追っかけマンの松宮です〜!」なんてTVで観ていたのに、それに出演する・・・ すげ〜不思議な感じがしましたよ。

 
中継した場所で覚えてるのは、日活の撮影所、アミューズスタジオ、どっかの牧場・・・あんまり覚えてないな。 あとスタジオで登場する時に通過する、廻る鏡も最初は「アレ?鏡じゃねぇ!」って感動しましたね。アレは銀色のシートでしたね。 ってな感じで何回演奏したかワカリマセン!ってぐらい演奏したんで、今でも目を閉じても演奏できますね。ええホントに。
 

 
10 それから(リミックス・バージョン)
詩:サンプラザ中野 曲:ダン本多 編:爆風スランプ(4:24)
 
リミックス・バージョンとなっておりますが、本人も何が違うのかよくわかりません。多分・・・予想ですけど、シングルより歌が小さいのかも。 シングルはTVや、ラジオで歌が「ド〜ン!」と聞こえるように大きくミックスする傾向があります。おそらく、それを矯正したんでしょう。 「10年も20年も、君の事を思うだろ〜」は名フレーズだと思ってますよ。ええ。
 

 
11 大きな玉ねぎの下で〜はるかなる想い
  (オーケストラバージョン)

詩:サンプラザ中野 曲:嶋田陽一 編:爆風スランプ/松原幸広(4:58)
 
これね、レコーディングの時いませんでしたね。だってバンドで演奏してませんからね。確か、ツアーから帰ってきたら録音が終わってたような・・・ このバージョンはライブで演奏できないんで、あんまり思い入れがないんですよね。 まあでも再録してシングルカットして、今まで隠れた名曲だったのを世に出す!って使命は果たしましたね。 ちなみにメンバー内での呼び方は略して「おおたま」ですね。たま〜に「たまねぎ」の時もあります

こぼれ話 その2
  前作がそれなりに売れたもんで、ソニーレコードもジャケットに予算を
  つぎ込んだ。ええ、なんだね・・・嬉しいじゃないかオマエサン!
  で、こんな外箱が付いていた。↓   

「I.B.W」ジャケット写真

  これはね、実に単純な構造ですよ。縦縞模様のプラスチックを左右に
  ずらすと、絵が変わる。コレ↓が・・・   

「I.B.W」ジャケット写真

  スライドさせると・・・アラ不思議!こうなる↓   

「I.B.W」ジャケット写真

  ホント、子供騙し・・・イヤイヤ、楽しいジャケットである!
  これは、評判がよかったのか、次回作「ORAGAYO」の玉入れ遊び
  へと継承されるのであった。


 
「I.B.W」ジャケット写真

 


 
■ ORAGAYO 〜in the 7th heaven〜  1990.11.10
 
01 幸福追求の権利
02 おれはイナズマ
03 海月
04 星屑のアッ子ちゃん
05 組曲「天下の回り物」より第一楽章 カネ(マネーに捧ぐ)
06 組曲「天下の回り物」より第二楽章 明日は晴れるだろう 
07 夢の中に〜アルプス1万尺〜夢の中に
08 手紙
09 京都マイ・ラヴ 
10 東の島にコブタがいた
11 青春のウラカタ君
12 YO★A(月マーク)KE
13 ORAGAYO 〜愛のテーマ
14 The 7th Heaven
15 おお BEIJING

 

 
01 幸福追求の権利
詩:サンプラザ中野 曲:パッパラー河合 編:爆風スランプ(3:58)
 
このアルバムは、相当に実験的な試みが成されていますね。この曲もそうです。まず曲自体がポップスじゃない、しかもロックでもファンク でもない。じゃあ何なんだ!言うなれば、キングクリムゾン風とでも言いましょうか・・・じゃあロックじゃん。
 
この頃は既に、作曲にコンピューターが導入されてます。導入と言っても、デモテープを作るだけですけど。まあ4枚目の「JUNGLE」の頃から そんな感じですね。んで、この曲はメチャクチャにハードなドラム&ベースをコンピューターで作った。それを聞かせたら末吉と和佐田さんが 「やったろうやないか!」ってな具合で弾いたワケですね。結果、こんな感じになってます。
 
さて、憲法何条だか忘れましたが、曲の最後に中野が演説してます。パンクですね、カッコええなぁ・・・もっとでかくミックスしても よかったかも。
 

 
02 おれはイナズマ
詩:サンプラザ中野 曲:パッパラー河合 編:爆風スランプ(3:32)
 
これね、最近まで忘れてましたがスンごく好きなんですよ。久々に聞いて、ええなぁ・・・と思いましたね。 2番の後に出てくる「ガシャ〜ン!」ってのはアンプを蹴って出した音ですね。一応イナズマを表現しております。 ズラ〜っと「ORAGAYO」の曲目を見ると、ライブでの定番ってのがほとんど無いですね。 ってコトは失敗だったんでしょうかね?まあバンドって、いろんなことやりたいんですよ。

当HPは皆様からの御意見を無視しません!
 「失敗作なんて・・・ショックです。大好きなのに!」
 とのご指摘頂きました。
 いや、失敗作じゃあないです。自分は大好きです。
 ただ、戦略的には失敗だったかな?とか・・・そんな感じス。
 

 
03 海月〈クラゲ〉
詩:サンプラザ中野 曲:パッパラー河合 編:爆風スランプ(3:29)
 
しかし・・・ペニペニとかピクピクとか、ここまで3曲連続でイヤラシイネタ爆発ですな。まあ、そうゆう時期もあります。 ちなみに曲中に出てくる「ゴールド」ってのはディスコみたいな店の名前ですね。曲的にはストレートな8ビートで「ひど暑」なんかと 同じハズなんですが、内容が青春じゃないと雰囲気も変わりますな。
 

 
04 星屑のアッ子ちゃん
詩:サンプラザ中野 曲:パッパラー河合 編:爆風スランプ(3:12)
 
初期のチェッカーズみたいです。まあ歌謡曲的なモノを目指したんですが、ライブでもほとんど演奏されず、 まさに星屑的運命であります。アッ子ちゃんって誰なんでしょうね・・・中野に一回も聞いたことないですね。 想像ですけど「秘密のアッ子ちゃん」と関連ありでしょうか?テクマクマヤコン、テクマクマヤコン・・・ 関係なさそうですな。

当HPは皆様からの御意見を無視しません!
 「最後の『納豆!』から、秘密のアッコちゃんだと思ってました」
 とのご指摘頂きました。
 再度聴いてみると、確かに「アアア、アアア、納豆」と歌っている。
 しかも「古ぼけたコンパクト」も出てくる。こりゃ〜決定ですな。
 どんだけ聞き流して、このディスコグラフィーを書いてるのか!
 つーのが露呈したワケですが・・・
 

 
05 組曲「天下御免の回り物」より 第一章 カネ(マネーに捧ぐ)
詩:サンプラザ中野 曲:パッパラー河合 編:爆風スランプ(3:56)
 
もう、コレ最高でしょ!と自分で言い切ります。ギャハハと笑いながらデモテープ作りましたね。曲中でソロバン問題が出てきて、 1問目は超難解な問題に「わかりません」と答える。ちなみに問題出してるのも答えてるのも河合です。 そして2問目は回答不能な問題が読み上げられ「わかります!」と答える。これね、実はデモテープのまんまなんですよ。 みんなに聞かせたら「面白いからコレでいい」ってなりまして・・・
 
コレね、どこかで聞いた小噺なんですよね。「世界のクイズ王」みたいな小噺で、誰もクイズ王には勝てないんですよ。 それは何故か?簡単です。クイズ王はどんな問題でも「知ってます!」と答えるんです。まあ知ってるんならいいか・・・みたいな。 だからクイズ王は誰にも負けないんですよ。「わかります」はその応用ですね。どんな複雑な計算でも、わかるんならいいか・・・みたいな。キャハ!
 
しっかし最高なんだけど、シングルにしたのは失敗だったでしょうか?「なんだコリャ?」で終わったような気もします。
 
(マネーに捧ぐ)のマネーとはピンクフロイドの曲名ですね。そっくりな「マネー」って曲があるんです。 まあ、それをマネて作った曲なんですよ。マネーじゃなくてマネね。最初はマネーとカネって、違う言語なのに似てるなぁ・・・ なんて気付いたからですね。
 
イヤ、別に盗作とかじゃないっすよ! ちゃんとピンクフロイドに連絡しまして、了解を得ています。 さすが世界のピンクフロイドですよ。「こんな似た曲つくりました!」と連絡したら「あっそ、自由にやってチョーダイ!」 ってなモンですよ。太っ腹ですなぁ〜
 

 
06 組曲「天下御免の回り物」より 第二章 明日は晴れるだろう
詩:サンプラザ中野 曲:パッパラー河合 編:爆風スランプ(4:14)
 
感動的、叙事詩的大作です。「この曲はスゲ〜ぜ!」と録音スタジオで大盛り上がりでした。ああ、コレを1曲目にすればよかったなぁ・・・ 今、コレを読んでるアナタ!もう一度聞いてみてくださいよ、これはイイですよ。
 
「今、母さんに薬があれば・・・」ええ、ベタですけど凄いですね、面白いです。そして「幸せはカネの付帯物か?」とくる。 素晴らしい。まだまだ自画自賛は続きますよ。これは名曲認定します。あう・・・隠れた名曲認定ですな。でもちょっとミュージカル っぽい作りになってるのが、一般受けしなかった理由でしょうか。
 

 
07 夢の中に〜アルプス一万尺〜夢の中に
詩:サンプラザ中野 曲:バーべQ和佐田 編:爆風スランプ(2:44)
(アルプス一万尺 作詩:作者不詳/アメリカ民謡)
 
前曲までの流れじゃマズイと感じたのでしょう、イキナリ明るい曲が登場します。爆風では珍しく、リーダー末吉の 歌声を聴くことができます。そして中野が「ノリノリでいこ〜!」と叫び、3人が「オーッ!」と返す・・・どんな3文芝居だよ! と言いたくなりますが、まだ29歳だったのでカンベンして下さい。
 

 
08 手紙
詩:サンプラザ中野 曲:ファンキー末吉 編:爆風スランプ(3:09)
 
こういうのを佳作って言うんでしょうね。河合の「ヤマハから貰った50万円ギター」が聴けます。間奏のハーモニカは末吉ですね。 それにしても、いつも思うんです。
 
「中野の記憶中枢には、どれだけ強力に学生時代が刷り込まれてるのだろうか?」
 
この曲も、体育館の暗幕とか、体育祭で走る君、文化祭で歌う君・・・などと学生ネタが乱舞します。 中学一年〜高校三年、コレぐらいの年齢にいつでも帰れるんですね中野は。永遠の学生、中野に乾杯!
 

 
09 京都 マイ・ラブ
詩:サンプラザ中野/バーべQ和佐田 曲:バーべQ和佐田 編:ヤン富田/爆風スランプ(4:29)
 
マイ・ラブシリーズ第2弾、和佐田さんが歌ってます。ライブ限定「坂出マイ・ラブ」って末吉の歌も存在しますが、流山マイ・ラブは ありません。スティールドラムを演奏してるのはヤン富田さん、柔らかな音色が曲調に合ってますな。
 
周知ですが、和佐田さんは京都出身ですね。まあ見た目はメキシコ人なんですけど・・・もう和佐田さんが上京してから25年以上経過 してると思いますが、 いまだに京都弁を駆使しております。関西系以外の人はドコ出身だろうが、いつの間にか標準語になるんですけどね。 和佐田さんはいまだに関西弁・・・いや京都弁ですね。ズ〜ット不思議に思ってます。
 

 
10 東の島にコブタがいた(TEKE TEKE SONG)
詩:サンプラザ中野 曲:豊岡正志 /ファンキー末吉/パッパラー河合 編:爆風スランプ(2:28)
 
JUNGLEに収録されている「東の島にブタがいたVol.3」の続編かと思いきや、これはスーパースランプのアマチュア時代の曲をリメイクしたもので、 コチラのが古い曲なんです。コレが初代「東の島にブタがいた」ですね。 当時は「コブタ」でなく「ブタ」でしたが・・・どんな経緯でタイトルが変化したのかは覚えてないです。
 
曲中で「どこいっちゃったんだよ〜ブゥ〜」なるブタさんのセリフが挿入されてます。当時、一番太っていた和佐田さんが ブタ役になってますね。和佐田さんには屈辱的なのかな?と思いきや、本人は「ブヒ〜ッ!いや、違うな・・・ブゥヒュ〜イかな?」 なんて結構楽しんで演じてました。
 

 
11 青春のウラカタ君
詩:サンプラザ中野 曲:ファンキー末吉 編:爆風スランプ(4:08)
 
でた〜!青春ソング!マイナースポーツの代表格、卓球でなくハンドボールに焦点を当てたのがミソですな。この曲もライブでは 演奏されるコトがなかったので、ほとんど忘れてましたよ。今聞いてみると・・・なかなかカワイイ歌です。
 
高校野球ばかりマスコミに取り上げられて、他の高校生がかわいそうだぜ!なんてスタジオで議論しながら録音しましたね。

当HPは皆様からの御意見を無視しません!
 「青春のウラカタ君はORAGAYOツアーで演奏しました」
 とのご指摘頂きました。間違えたのはワタクシです! 
 

 
12 YO★A(月マーク)KE
曲:バーべQ和佐田 編:爆風スランプ(2:32)
 
静かなインストです。次の「ORAGAYO 〜愛のテーマ〜」を聞く前に精神統一しておいて!ってコトですね。 現在はアルバム一枚通して云々・・・なんてことは流行りませんが、まだまだ、そんな意識で作ってたんですな。 ちなみにギター以外は打ち込み音源となっております。
 

 
13 ORAGAYO 〜愛のテーマ〜
詩:サンプラザ中野 曲:ファンキー末吉 編:爆風スランプ(4:10)
 
これカッコいいですよね?初期の名曲「おしゃれな東京タワー」の系譜ですね。そして大サビと間奏がプログレになっている。 もう個人的には好きな要素テンコ盛りです。詞のテーマが差別なんで、重〜い曲調に輪をかけてズ〜ンと重くなっております。 でもね・・・そこが好きです。
 
突然ですが決めましたよ、このアルバムの名曲はコレと「明日は晴れるだろう」に決定しました。異論は認めます。 でも2曲とも全然ポップスじゃないですな。やっぱ、こうゆう曲はオジサン向けなんでしょうかねぇ・・・
 

 
14 The 7th Heaven
詩:サンプラザ中野 曲:パッパラー河合 編:爆風スランプ(1:43)
 
これは南アフリカ共和国に、中野と河合で旅した時のライブ録音ですね。「Now we have マンデラ〜」と歌ってます。 マンデラとは人種隔離政策と戦って、南ア初代大統領となった人です。詳しくは ココ読んでくださいね。
 
当時、世界から注目されていた南アフリカ共和国の人種隔離政策。現地で見なきゃ!と行ってきました。 そして、ソエトで行なわれる集会で1曲だけ歌えるコトになりました。ランナーを歌っても仕方ないので、マンデラ氏の歌を前日に 作ったのですよ。
 
現地のスタジアムに到着すると・・・凄いんですよ熱気がね。数万人の黒人達が、イヤもっと居たかも知れません。とにかく ワーワーギャーギャーと決起集会をしている。エネルギーに満ち溢れた空間で、しかもなんか殺伐とした雰囲気。 日本でアノ荒涼感は味わったことがないもんで「もしかしたらオレは、ココで死ぬかもしれん・・・」なんてホントに思いましたね。
 
ステージに登ると、アリーナからスタンドまで人がビッシリです。もう消防法とか関係ないです。アリーナなんてライブハウス並に ギューギューに詰まってる。それが数万人ですよ!そして全員が黒人、しかも黒髪。まさに黒い海!って感じで圧倒されましたね。
 
んで、曲の歓声を聴いてもらえればワカルと思いますが、大ウケでした。 曲はいたって普通ですので多分、彼等にとって日本人が珍しかったのでは?と推測しております。
 

 
15 おおBEIJING
詩:サンプラザ中野 曲:ファンキー末吉 編:爆風スランプ(5:01)
 
これも名バラードですね。この頃から末吉は北京にゾッコンになるわけです。その影響で爆風も一回だけ北京で演奏しましたね。 その頃はまだ、共産党のロックに対する規制が厳しい時代だったので、もうドキドキでした。 末吉だけは北京での演奏は初めてじゃなかったので落ち着いてましたが、 自分なんかは「ロックをやったら投獄されるんじゃないか?もう日本の納豆は食えないのか!」とか考えるワケですよ。
 
コンサート会場の工人体育館には2万人程の観衆がいました。もちろん爆風を見に来たお客さんではないです。 何かのイベントで、歌謡曲、民謡、踊り、そして爆風と、出し物はごちゃまぜです。そこでドコドコ!ギャ〜ン! そして中野は走り回る・・・ええ、思いっきりやったワケですね。
 
すると当局の人間がウルサイ!って言うんですよ、スグに演奏を止めなさい!って言うんですよ。 でも演奏を止めないワケです。んでマネージャーは事情聴取です。すぐに解放されましたが。
 
まあ、そんなイデオロギーに満ちた曲ですな。聴くにはそれなりの覚悟が必要なワケで、大玉みたいに、 ホンワカ泣ける・・・とかじゃないんですよね。やっぱ曲作りって難しいですね。

こぼれ話 その3
  前作に続き、またまた特殊ジェケットですね。
  いや〜金があるなぁソニーレコード。
  ええ、今回はね・・・イライラする仕様なんですよコレが!
  こんな外箱が付いていたんですよ。↓   

「ORAGAYO」ジャケット写真

  透明なプラスチックの中に鉄球が入っていて、
  ハート型の穴に入れる遊びができます。
  一生懸命、やってみましたが・・・挫折です。↓   

「ORAGAYO」ジャケット写真

  と、工夫を凝らしたジャケットでありました。
  これは20年後、希少価値が・・・でないな。


 
「ORAGAYO」ジャケット写真

 


 
■ 青春王  1991.9.21
 
01 Here comes the BAKUFU-SLUMP!
02 Do the right thing!−ジャンプ ギャグキングのテーマ−
03 がんばれ、タカハシ!
04 青春りっしんべん その2
05 青春のフレア
06 たとえばあの日
07 いつのまにやら−ごめんね、ハンカチーフ−
08 青春時代にまたあう日まで
09 東京ラテン系セニョリータ
10 マンベンナク マナベ

 

 
01 Here comes the BAKUFU-SLUMP!
詩:サンプラザ中野 曲:パッパラー河合  編:BAKUFU-SLUMP/エンペラー福田 Horn Arrange:JUNICHI KANEZAKI(6:38)
 
とっても壮大で、勢い重視で、長い曲。そろそろ終わるのか?と思ってもなかなか終わりません。 爆風スランプの自己紹介曲なんですが、例によって動物擬人化手法が取り入れられていますね。
 
バンドの歩みを航海に例えて曲は進み、随所にお笑いネタが埋め込んであります。 船長役中野の語りにソロがかぶって来て「ちょっと・・・ギターうるさいよ! ねえ俺の話聴いてる?」なんて、スネークマンショー風演出も面白いス。
 
さて、爆風マイラブシリーズで末吉が歌う「坂出マイラブ」はCD化されてないと、以前書きましたが4分42秒で登場します。スッカリ忘れてました。 曲の終盤になると、演奏もガンガン!って盛り上げるんですが・・・ベースなんて「ンパッ!ペシペシッ!ドドッ!」と、もう音程が無いです。 明らかに暴走してますね。
 
そして最後に、
「あ〜未来は誰のもの」
「い〜未来は君のもの」
「う〜未来はどんなもの」
「え〜未来は作るもの〜!!」
と、感動的歌詞で超盛り上がるんですよ。でも・・・あいうえ「お」までいけば完璧だった!残念ですなぁ・・・
 
02 Do the right thing!ジャンプ ギャグキングのテーマ
詩:サンプラザ中野 曲:パッパラー河合  編:爆風スランプ/エンペラー福田(4:04)

 
そろそろ爆風もドッシリ構えたロックをやろう!と作ったんです。ちなみにイントロのフレーズが「料理の鉄人」のテーマ曲と同じなんです。 どっちが先なのか知りませんが・・・TVで見てて「同じじゃん!」とビックリしましたよ。ええホントです。
 
間奏後から頻繁に、英文のセリフ&掛け声が登場します。この時、爆風内で何かが流行っていた・・・ としか考えられません。英会話ブームだったのかも。 エンディング直前では、

 
和佐田「Are you gag king?」
河合「Yes,I'll be back soon!! Ha〜hahaha!!」

 
と語ってます。少年ジャンプの「ギャグキングのテーマ」であるワケですが、なぜ「すぐ戻るぜハハハ〜!」なのか全然ワカリマセン。 笑いのツボってのは時代とともに変わるんですな。
 
03 がんばれ、タカハシ!
詩:サンプラザ中野 曲:パッパラー河合  編:爆風スランプ/エンペラー福田(3:18)

 
さて、何故タカハシなのか?当時、この疑問に中野が答えてます。
中野「・・・なんとなくだな」
と。日本人の苗字で適当なモノは何か?と考えて、鈴木、佐藤じゃ多すぎるし、松任谷、伊集院じゃ少なすぎる。ってコトらしいです。
 
曲は俳優の田中健さんが吹くケーナから始まります。S&Gの「コンドルは飛んでいく」みたいにしたかったんです。 しかし誰も「S&G風でイイね!」とは言ってくれませんでしたね。 田中健さんにはライブでも特別出演してもらいました。 この1曲の為に、リハスタジオにも足を運んで頂いて、ものすご〜く音楽に対して熱心な方でありました。
 
04 青春りっしんべん その2
詩:サンプラザ中野 曲:パッパラー河合  編:爆風スランプ/エンペラー福田(4:10)

 
処女伝説!って感じでしょうか。中学、高校の頃は真面目に「女性は結婚するまで処女であるべきか?」なんて議論しました。 結論としては、
 
「女性は処女が望ましいが、男性は経験してないとヤバイ!マジで」
 
なんて、実に子供らしいコトを話をしてました。誰でも一度はそんなことを友達と話すでしょう。 ナント!その処女伝説の楽曲化に成功したワケです。好きです。
 
中野と河合はアマチュア時代、ジューシーフルーツってバンドが好きだったんです。オシャレでエッチなポップバンドでした。 だから、こうゆうネタが大好きでしたね。
 
特に「僕が先に死んだら白い教会で泣いて欲しい・・・」とロマンチックに浸る部分が最高。そして「だから処女でいてよ!」と、 身勝手で理不尽な追い討ちが素晴らしい。これは再録して世に問いたいくらいですな!マジで。 ちなみに中野とデュエットしてる女の子はアイドルグループ「リップス」の山本京子さんです。
 
05 青春のフレア
詩:サンプラザ中野 曲:ファンキー末吉  編:中村哲/爆風スランプ(6:15)

 
サビの歌詞を「青春の熱い触れあい〜」と勘違いした人続出のバラードです。 フ・レ・ア!です。 ホントに末吉は、しっとりバラードを作るのが得意なんですけど、デモテープを持ってきた時の仮タイトルをまだ覚えてますよ。凄いタイトルでした。 譜面に書かれていた仮タイトル、それは・・・
 
「名曲」  でした。

 
河合「末吉、この名曲って何だよ!」
末吉「いい曲なんじゃよ」
河合「ナルホドォ・・・」

 
確かに、イイ曲だと思いましたが、自分で言うなと少し思った。 まあでも言いたくなるんですよ・・・自分でね。作った曲の半分は「こりゃ名曲だワ!」って思うんですよね。
 
さて、この曲のレコーディングの進行中も中盤に差し掛かると、 さすがにディレクターが「この仮タイトル・・・変えようよ。なんかね不自然!」なんて言い出しまして、 「名曲」ってタイトルは消滅したのですが、心に「名曲」は残ったワケです・・・ウマイ!
 
06 たとえばあの日
詩:サンプラザ中野 曲:/ファンキー末吉  編:爆風スランプ/エンペラー福田(4:22)

 
これも、しっとり系の佳作ですな。このアルバムではエンペラー福田さんが編曲者として参加してます。 我々と福田さんの出会いは古く、スーパースランプのアマチュア時代、まだ19歳ぐらいの頃にお茶の水の楽器屋で知り合いましたね。
 
その時既に福田さんは「YOU」ってフージョンバンドでデビュー済みで、そりゃ〜もう大先輩!って思ってました。 年齢差は2〜3歳なんですけど、 アマとプロの差ってのが果てしなく大きく感じましたな。それから20数年、ず〜っと大先輩です。
 
07 いつのまにやら−ごめんね、ハンカチーフ−
詩:サンプラザ中野 曲:ファンキー末吉  編:中村哲/爆風スランプ(4:43)

 
これはポップスですね完璧に!オケだけ聴くと竹内まりやさんが歌っていても不思議じゃないですよ。 さあ、久々に聴いてみるぞ!と意気込んで聴きました。普通にイイ曲です。
 
まあでも・・・とても「無理だ!」と同じバンドとは思えない。ちょっと振り幅でかすぎス!タイトルの「ハンカチーフ」 ってのは、、太田裕美さんが歌った上京ソング「木綿のハンカチーフ」への敬意の表れですな。
 
08 青春時代にまたあう日まで
詩:サンプラザ中野 曲:パッパラー河合  編:爆風スランプ/エンペラー福田(4:23)

 
これはR&Rですね完璧に!オケだけ聴くと子供バンドが歌っていても不思議じゃないですよ。え?知らない? 爆風スランプはYAMAHAのロックコンテスト「イーストウエスト」出身なワケですが、79年にグランプリ受賞したのが子供バンドですね。 我々は80、81年と出場したんで、79年グランプリ受賞の子供バンドは神様みたいなもんでした。
 
間奏後に突然ラジオボイスになります。使い古された手法ですが、一度はやってみたかった! なぜなら中学生の時に聴いたピンクフロイドがラジオボイスやっていて、カッコよかったからですね。
 
09 東京ラテン系セニョリータ
詩:サンプラザ中野 曲:パッパラー河合/ファンキー末吉  編:爆風スランプ(4:05)

 
ラテンに初挑戦で、ビンゴボンゴってラテンバンドの方々が 「ポコスカ!プンスカ!」とパーカッションを叩いております。曲頭「ピィ〜!」の笛は中野のリクエストでしたね。
 
中「これはシングルだ!キャッチーさが重要。何かないかな?」
皆「それって楽器とか?」
中「なんでもいいんだよね。フレーズ、声、楽器、効果音、」
皆「ラテンだからラッパ?カスタネット?ティンパレス?」
中「違うな・・・」
皆「笛」
中「ソレだ!」

 
まあ適当にノリで決まるんです。適当とか言っても笛が相当効いてます。 ちなみに曲中で「ベサメ、セクソ、アモ〜レ」と叫んでいるのは河合ですね。確かスペイン語だったハズ・・・ もしかしたらポルトガル語?よくワカランです。
 
この曲はラッキー池田さんが振り付けをして武道館でPV収録しましたね。え〜と、そのコトはシングルの項で 詳しく書きますね。
 
10 マンベンナク マナベ
詩:サンプラザ中野 曲:パッパラー河合  編:爆風スランプ/エンペラー福田/せんべい鍵山(4:24)

 
淫靡な感じ、大人の雰囲気を目指し、新機軸だぜ!と意気込んで作りましたね。でも、まさか泣け〜る泣け〜る予定だったサビで 「因数分解〜」とクルとは思いませんでした。まあ、ソレが爆風スランプなんです。
 
あらためて聴いてみると、河合の趣味が反映されていて、自分って暗い性格なんだなぁ・・・って思います。 好き勝手に作ったら、絶対に「明るく楽しい!」とはなりませんね。悲しく暗い曲になるでしょう。
 
いつも思うんですが、この暗い性向って幼少の頃から変わってないです。 河合は姉がいます。寝る前によく、母親に子守唄を歌ってもらったんですが、 姉弟の趣味が反対なんですよ。同じ環境で育っているのにです。
姉は「ね〜むれ〜ね〜むれ〜母の胸〜に」って明るい歌が好み。
私は「ぼ〜や〜は良い子だネンネしな。ぼ〜やのお守はドコいった〜」
と暗い歌が大好きでしたね・・・恐ろしい子!

こぼれ話 その3
  ジェケット写真は爆風スランプとは関係無いモデルさんですね。
  隅から隅までジャケット見ると・・・
  Miyahara sachiko と書いてあります。
  当時13〜14歳として、現在は30歳ぐらい。
  モデルさんのコトは・・・全然わかりません。   
 
  ちょっとググってみると、宮原祥子さんなる歌手がおられます。
  このジャケットの女性なのか・・・不明です。


 
「青春王」ジャケット写真

 


 
■ アジポン  1992.11.21
 
01 リゾラバ〜international〜
02 友情≧愛(友情 大なりイコール 愛)
03 マイペンライ
04 涙3 (ナミダ サンジョウ)
05 お子様と日本のための狂詩曲
06 明日の地球のロックンロール
07 愉快な趙さん
08 アジャパニジア
09 WAR
10 はるかなる想い
11 天助我也
12 愉快な趙さん(中国語バージョン)

 

 
01 リゾラバ〜international〜
詩:サンプラザ中野 曲:黄家駒/黄家強/黄貫中  編:BAKUFU-SLUMP/エンペラー福田(4:52)
 
世の中には「アンサーソング」なるものがあるらしい。例えば・・・ええと例えば・・・ちょっといい例が思い浮かばん。 まあ、あるのだ!そしてこれはIBW収録「リゾラバ」の続編なのである。メロディー、歌詞、アレンジ、全てが実によくできている! これはプロの仕事だな!と、自分で自分を褒めてあげたい。
 
ウエディングベル → ウエディングベル その後
3年目の浮気   → 7年目の破局
恋のベンチシート → 恋のベンチシート その後

 
「アンサーソング」を、僅か2〜3分でコレだけ思い出しましたよ。なかなか初代を超えられない運命なのは、映画も歌も 同じなんですな・・・上記の曲、全部好きですけどね。
 
曲は広東語の機内アナウンスで始まりますね。この頃は末吉の爆風中国化政策もあり、爆風内では中国ブームだったんですな。 作曲者は香港のバンド「ビヨンド」のメンバーであります。
 
香港でスッゲ〜人気があって、日本上陸も果たしたんですが、 不幸にもリードボーカルの黄家駒が撮影中の事故で亡くなり、活動休止となりました。何年か前に弟の黄家強がボーカルを担当して 復活。その後の詳細は把握してないです、スミマセン。
 
02 友情≧愛(友情 大なりイコール 愛)
詩:サンプラザ中野 曲:パッパラー河合 編:爆風スランプ/エンペラー福田(4:05)
 
でた!お得意パタ〜ンの8ビートで「ガガガガガガ!」好きだな、こうゆうの。サビの最後に「油症のヤツが走ってくる」 とあるんだが、爆風内部で油症と言えば末吉と相場が決まっている。でも歌の内容は末吉のコトではナイヨウだ・・・ナンチャッテ!
 
久々に聞いたけど、最後の方は、なかなかグっと来ますよ・・・ウンウン。今でもレコーディングの状況をよく覚えている。 サビの「愛より濃いぜ友情〜」の後にギターが「ピロリ〜」と入るんだが、これを弾いた時にミキサーさんが、こう言った。
 
「う〜ん、そのフレーズ、青空が見えた!」
 
そんな一言が嬉しいのである。のせる為の御世辞半分なんだが、それも重要なんですよぉ! その時のスタジオ内での座り位置まで覚えてるんで、よっぽど嬉しかったんだな。
 
03 マイペンライ
詩:サンプラザ中野 曲:ファンキー末吉 編:爆風スランプ/エンペラー福田(3:40)
 
タイ語で「なんとかなるさ」であります。爆風でレゲエ調の曲ってのは珍しいですよ。ホントに爆風は何でもやる!ヤルと言ったらヤル。 節操がないと思うなかれ!本人達は音楽の幅の広さが嬉しいのである。
 
爆風とタイ。実は密接な関係がある。ソニーレコードが東南アジアに商機を見出そうとした80年代後半、最初に支店が設置されたのが タイのバンコクである。そしてソニーの偵察部隊として現地に送り出されたのが爆風である。
 
だから何度もバンコクに行った。ディスコや大学、ホテルでも演奏したのだ。下痢になって意味不明の注射をされたり、 マネージャーが蕁麻疹になったりで、まさに珍道中。しかし早かったな・・・15年早かった。 結局、タイソニーレコードは撤退した。あれからタイとはご無沙汰である。
 
04 涙3 (ナミダ サンジョウ)
詩:サンプラザ中野 曲:ファンキー末吉 編:爆風スランプ/エンペラー福田/兼崎順一(3:52)
 
なんたるメローナンバー!こうゆう曲を演奏するロックバンドってのは無いですよ、普通。 まあでも、爆風はメロディー重視って姿勢が根底にあるんで、ヤルわけです。
 
さて、この曲は「涙2」のアンサーソングなのか?と判断に迷うところだが、全然関係ないと思う。 まあ河合がそう思うだけで、中野は「実はコレには深〜いワケがありまして」なんて言うかも・・・まあ言わんだろう。
 
ちなみにライブで演奏した回数は非常に少ない。「ランナー」は目をつぶっていても弾けるが、「涙3」ぐらいの低頻度曲だと、 曲のキーはおろか、構成、フレーズ、ほとんど頭に入ってないのが現状である。中野もモチロン、歌詞を覚えてるハズもなし。断言できます!
 
05 お子様と日本のための狂詩曲
詩:サンプラザ中野 曲:バーべQ和佐田 編:爆風スランプ/エンペラー福田(4:26)
 
こりゃまたヘヴィーな曲であります。ベースがズンズン、中野は怒りまくりであります。 和佐田さんの書く曲は、ヘヴィーもしくは可愛いと、ふり幅が大きいんです。極端であります。
 
和佐田さんは、ブリブリのファンク一辺倒人間ではなく、実はフォークソングも好きだったりします。 結構器用に、スリーフィンガーでギターを弾いたりするんですよ。ええ、驚きましたよ最初に見たときは。
 
「ちょっとギター貸してや!」とアコギを抱えて♪ツンタラツタラタ〜チントロタラリラ〜と流麗に弾きだした時は 「ま、負けた・・・フォークじゃ勝てない」と思いましたね。このフォーク人間め!
 
06 明日の地球のロックンロール
詩:サンプラザ中野 曲:パッパラー河合 編:爆風スランプ/エンペラー福田(2:27)
 
ついにロックンロールにまで手を出してしまいまして・・・なんか微妙に慣れてない感じです。 実際アマチュアの頃は「ストレートなR&Rなんて知的じゃない!」なんて中野と河合は議論してました。 しかも「俺達は見た目がカッコよくない。だからR&Rなんてできない!」って認識してまいしたね。 やっぱロックンロールを演奏していいのはツェッペリンだけですか?
 
う〜ん・・・やっぱ「オレはロックンローラーさ!」って感じじゃないんですよね爆風は。 そんな人は誰もいないんですよ、爆風には!
 
いや、この曲が良くないって言ってるんじゃないですよ。この曲では地球が擬人化されてます。地球さんは引退しちゃいますよ。 それにしても曲中に「鼻毛」とか出てくるのって、あんまり聞いたこと無い。なかなかのチャレンジャーですな。
 
07 愉快な趙さん
詩/曲:サンプラザ中野/パッパラー河合 編:爆風スランプ/エンペラー福田(4:10)
 
爆風アマチュア時代からの曲である。当時は当然中野が歌っていたが、主人公が中国人って設定なのでVoに中国通である末吉が抜擢された。 今考えると無茶苦茶である。まあライブハウス当時の中野バージョンを聞いたこと無い人には違和感は無いんだろうが、河合の耳にはド〜モ馴染まない。
 
あと、よくあることなんだがライブハウスで演奏OKだったものが、CD化するには不適当となる表現もある。 愉快な趙さんも、随分と柔らかな言い回しに変更されたのである。
 
曲中では「アイヤ〜!」と何度も叫ぶ趙さんだが、これには裏付けがある。爆風が1985年に始めてビデオ撮影で香港に行った時のことである。 レストランで食事をしていたら、横で麻雀をしていた香港人が本当に「アイヤ〜!」を連発していた。 「ホントに言うんだな!」と皆で感心し、そして愉快な趙さんの正当性が立証された瞬間でもある。
 
08 アジャパニジア
詩:サンプラザ中野  曲:Robert Fripp/Ian Macdonald/Greg Lake/Michel Rex Giles/Peter John Shinfield 編:爆風スランプ/エンペラー福田(1:51)
 
キングクリムゾンの代表曲「21世紀のスキッツォイド・マン」のカヴァーである。中野のボーカルも原曲同様に歪んでいるのだ。
 
1969年に発表されたこの曲、おじさん達には避けて通れない ロックの名曲なのである。初めて聞いたのは中学一年の時。速攻で「クリムゾンキングの宮殿」を秋葉原の石丸電気に買いに行った。 それ以来クリムゾンは河合のアイドルなのである。
 
記憶が正しければ歌手の西城秀樹氏も、この曲を歌っていたハズである。西城氏はさらに「エピタフ」も歌っていたと思う。 どんだけクリムゾンが好きなんだ!ってコトである。
 
09 WAR
詩:サンプラザ中野 曲:バーべQ和佐田 編:爆風スランプ/エンペラー福田/兼崎順一(3:29)
 
和佐田さんが、この曲のデモテープを持ってきた。もちろん詞は無いんだが仮歌は入っていて、Aメロの部分は「タラッタ〜」なんて歌っていた。 そしてサビ部分は「ウォ〜ウォ〜ウォ〜」と歌っていたのである。
 
そして中野が詞を書いてきたら・・・「WAR」になっていた。そのまんまか!と思ったがカッコいいのでOKである。
 
ところで大黒摩季さんの大ヒット曲に「ららら」ってのがある。サビの部分を「ララ〜ラララ〜ラララ〜」と歌っている。 最初に聞いた時ピンッときた!こ、これは・・・デモテープのままなんではなかろうか!? 大黒さんに確認したワケじゃないが、聞くたびにそう思う。多分そうじゃないかなぁ・・・・
 
10 はるかなる想い
詩:サンプラザ中野 曲:Albert Hammond 編:爆風スランプ/エンペラー福田(4:51)
 
いやいやいや、この曲を忘れてました!だってライブじゃあ演奏してないと思うし・・・原曲は「When I Need You」なる超名曲なんですな。
 
何で爆風がこのバラードをカバーしたのか?と記憶の糸を辿っていくと・・・思い出しましたよ! 中野が「TOPS」ってバンドに詞を提供していたんですな。んで、えらく評判が良かったんですよ。確かに詞と曲がバッチリはまってます。
 
それにしても「はるかなる想い」って大玉でも使ってたなぁ・・・中野はこの言い回しが、どんだけ好きなんだ!ってコトで。
 
11 天助我也
詩:サンプラザ中野 曲:ファンキー末吉 編:爆風スランプ/エンペラー福田(3:23)
 
「楽しい人生〜!」と末吉の雄叫びで始まるのだが・・・思わず「プッ〜!」と吹いてしまったのである。 なぜなら、すごく悲しそうに聞こえたからである。
 
考えてみれば楽しい人生を送っている人は大声で「楽しい人生!」なんて叫ばない気がする。 楽しくない人が自己暗示で「楽しい人生!」と叫んでるように・・・まあいいや。
 
天助我也、これも中国語だ。さすがアジアとニッポン「アジポン」である。また例によってデモテープの話になるが、 末吉がこの曲のデモテープを持ってきた。サビの部分で「天助我也〜!」と仮歌が入っている。 そして中野が詞を書いてきたら「天助我也」になっていた。中野曰く「これ以外に無いんだよ!」である。
 
なんか間奏で一生懸命ライトハンド奏法でギターソロ弾いてます。これは・・・もう今は全然しないですね。 まあ一度は録音したかったんですよ、ええ!
 
12 愉快な趙さん(中国語バージョン)
詩:ファンキー末吉 曲:サンプラザ中野/パッパラー河合 編:爆風スランプ/エンペラー福田(4:41)
 
さて最後の曲は、またしても末吉であります。見事な北京語・・・ですか?いや実際のところメンバーで誰も北京語を理解してないんで、 発音が正しいのか綺麗なのか判断不能なのです。中国人とペラペラ話す末吉を見て、ただただ「スゲ〜スゲ〜!」と驚嘆するだけである。
 
中国語の上達の速さに末吉は「ワシの前世は中国人かもしれん!」と言っていた。周囲の中国人友人も「あの発音は現地人と変わりが無い!」 と褒めていたので、末吉の中国語適応能力はハンパなく高かったのだろう。
 
まあ前世があるのかどうかはワカランが、末吉の実家は中華料理店であるので、中国に何らかの縁はあったに違いない。


 
「アジポン」ジャケット写真

 


 
■ TENSION  1994.3.21
 
01 愛のチャンピオン
02 渋谷でGO!
03 美しい手
04 日本人になれ
05 恋の終わりはいつも
06 勝負は時の運だから
07 世直しロックンロール
08 ネムネムマンボ
09 お婿サンバ
10 天国レイン

 

 
01 愛のチャンピオン
詩:サンプラザ中野  曲:ファンキー末吉/パッパラー河合/井上鑑  編:井上鑑/爆風スランプ(6:10)
 
このアルバムは全曲、「ルビーの指輪」のイントロ「ジャ、ジャラララージャ!ドドッ」を作った 音楽界の大御所井上鑑氏と共同アレンジされている。 井上氏はヒゲをたくわえたオシャレな紳士であり、、 出てくる音もオシャレである。 荒々しい爆風との融合を目指したワケである。ちなみに呼び方は「アキラさ〜ん!」である。
 
さて、イントロから美しいエレピ・・・出だしは全然ロックではない。が、これはヒーリングを先取ったと解釈して欲しい。 ジャンルにとらわれない爆風であるからしてOKであろう。間奏からロック調に変わるも雄大さも増大中。 「無理だ!」と同じバンドだと言っても誰も信じないだろう。だから・・・やることが極端なんだってばさッ!
 
02 渋谷でGO!
詩/曲:サンプラザ中野/王様  編:井上鑑/爆風スランプ(4:04)
 
「東京タワーをぶっつぶせ」風の爆風原点っぽい曲調だが、 明らかに全てが大人になっている。演奏、歌唱、歌詞、全てに10年間の 歴史が刻まれている。。
 
じゃあドッチがいい?と聞かれると「渋谷で〜」を否定してるワケじゃないが、 やっぱり「東京タワー」を選んでしまう。 しかし人間は過去には戻れない!常に前進あるのみ!トッカ〜ン! 「吶喊=トッカン」これは最近使わない言葉だよな・・・
 
このアルバムの半分はイギリスで録音された。爆風初の海外録音である。 バースにあるピーターガブリエル所有スタジオを借りたのだ。 残り半分は、そこの英国人エンジニアを日本に呼んで日本のスタジオで制作したのだが、 イギリス録音と日本録音の仕上がりに差異がなかった!要するに音の9割はエンジニアで決まるのかなぁ・・・と 思った次第である。
 
ちなみに作曲者の王様はお友達です。中野が王様と遊んで作った曲ですね。 ちなみに元祖直訳ロック王様のおかげで女王様が生まれたのです。
 
03 美しい手
詩:サンプラザ中野 曲:パッパラー河合  編:井上鑑/爆風スランプ(3:41)
 
これは日本録音ですね。世田谷のクレッセントスタジオですね、ええ覚えてますとも。 前言撤回だが、この曲は日本人エンジニアの手によるものである。 長期間、英国人エンジニアを日本に拘束できなかったのだ。
 
英国人エンジニアミックスの「渋谷〜」に比べると、リバーブ少な目でクリアな音像。 大雑把に言うと英国人の彼はリバーブが多くて幻想的、日本人エンジニアの彼はクリアでリアル感重視か。
 
美しい手ってフレーズは新機軸だ!と思いましたね。しかも微妙に庶民感覚も取り入れられている。 当時のライブでは中野がサビで手を掲げ「だがあなたの手は美しい〜!」と盛り上がった記憶があるんだが、 いつの間にか演奏されなくなった。中野「よ〜く見るとオレの手はシワシワだな・・・」とか思ったのだろうか?
 
04 日本人になれ
詩:サンプラザ中野 曲:バーべQ和佐田 編:井上鑑/爆風スランプ(4:52)
 
いや、これは本当に久々に聞きましたよ!前作あたりから妙に「世界の中の日本」って視点が多いですね。 この頃の爆風は海外に行く機会が多くて外から日本を見たり、バブル→バブル崩壊って社会的背景があったり・・・ そこにこの歌の必然があったのであろう。
 
05 恋の終わりはいつも
詩:サンプラザ中野 曲:中崎英也 編:井上鑑/爆風スランプ(5:35)
 
これは強烈に覚えている。何故なら海外初レコーディング曲だったからだ。 爆風全員で英国バースへと向かう。バースにはローマ皇帝が作った巨大公衆浴場遺跡があり、風呂=バスの語源となった土地でもある。
 
ロンドン郊外と聞いていたが実際は何もない相当な田舎町だった。 ロックの本場でレコーディングだぜ!と意気込んだが単なる牧草地の真ん中にスタジオはあった。 そのスタジオには宿泊施設があり、到着後最初に部屋割り。周囲にホテルなぞ存在しないから仕方ない。
 
気の利いた飲食店も無いので、 スタジオには専属コックさん。朝昼晩と御飯を作ってくれる。 イギリスの飯はマズイと聞いていたが美味しいのである!あああ、バースは裏切りの連続だ。
 
さあレコーディングだ。勝手は日本と変わらない。英国人エンジニアとも片言英語で意思疎通が可能だ。 よし無問題!なんてワールドワイドな俺達!と得意満面である。
 
リズムを録り終え現地のスタジオミュージシャンを呼んでコーラスを入れよう!となった。 意外や意外・・・来たのはインド人だった。イギリスにインド人が多いのは知っていたが、イギリスでインド人を呼ぶのは 3度手間ぐらい掛かってる気がする。
 
イントロ20秒あたりで彼の歌声が聞けます。カッコいいです。現場では「やっぱりインドの民族音楽は違うな!」と 相当感激したのだが、 インド人の彼は「もっと歌わせろ!」となかなか帰らない。もう入れる箇所が無いと言うと、 「じゃあ他の曲を歌わせて!」と・・・世界は広いのです!
 
06 勝負は時の運だから
詩:サンプラザ中野 曲:パッパラー河合  編:井上鑑/爆風スランプ(4:11)
 
これはミズノの野球用品CMソングですね。テックファイアーってグローブなんですが、革じゃなくて新素材を駆使した 画期的な製品だったのです。売れたかどうかはワカリマセン!しかしこの時頂いた青のグローブを現在も使用しております。
 
実に爽やかな歌声であります。中野が全然怒ってないです!間奏で突然プログレ調になるんだが、誰の趣味なんだろう? 多分、河合か井上さんのどちらかでしょう。
 
それにしてもホーンやらキーボードやら、多様な楽器で構築された重厚なアレンジに時代を感じさせますな。 今、この曲を録音したらドラム、ベース、ギターだけのシンプル録音になるでしょうね。ええ、時代なんですよ時代!
 
07 世直しロックンロール
詩:サンプラザ中野 曲:パッパラー河合  編:井上鑑/爆風スランプ(3:18)
 
「世の中間違ってると思いませんか?」ってセリフから始まります。いやいや、お恥ずかしい。 久々に、CD聞きましたが・・・テラ可笑しいです。ええヒドイ歌です。ヒドすぎて好きです。
 
この曲は散々ライブで演奏したんですよ。世直しマンに扮し、全国各地を行脚するワケです。 ライブで様々なネタをやりましたが、最低のネタは「シモシモ大王」と言われています。 男性器の被り物で、暴れまくるとゆう・・・
 
世直しマンは、ご当地ネタや時事ネタをコンサート当日の楽屋で考えるワケです。これが一番苦労しましたね。 ネタ仕込みに苦労する・・・まあコレは中野のMCとかも一緒なんですけどね。
 
08 ネムネムマンボ
詩・曲:サンプラザ中野/王様  編:井上鑑/爆風スランプ(2:17)
 
この頃、元祖直訳ロックの王様と仲が良くて・・・いや今でも年賀状来ますけどね。まあとにかく、 中野がいつの間にか王様と作った曲ですね。
 
末吉が歌っておりますが、リーダーだからってワケじゃないですね。詳細は記憶してないんですが、 朴訥さ重視して末吉が歌ったんですね。「ン〜ナントカ・・・」って低音でしゃべってるのは和佐田さんです。 ま、ダンディーな部分は「ワイに任せてや!」ってことです。
 
09 お婿サンバ
詩:サンプラザ中野 曲:ファンキー末吉  編:井上鑑/爆風スランプ(4:51)
 
パーカッション盛り沢山で「東京ラテン〜」の続編のような曲であります。 しかしナンですね、中野は「涙のリクエスト→涙の陸上部」から始まって、パロディーが好きですな。
 
これはライブでは演奏しなかったかもです。歌詞が「お婿サンバ」で、リズムがサンバ、展開はプログレ調と、 難易度高すぎです。

お詫び
  「ライブで演奏してますよ!相当盛り上がってました!」
  と御指摘を頂きまして・・・訂正です!
  中野組、河合組に別れて「大きな声合戦」みたいなことを
  ライブでしていたんです。
  ええ、ハッキリと思い出しました・・・
  
 
10 天国レイン
詩:サンプラザ中野 曲:中崎英也 編:井上鑑/爆風スランプ(5:09)
 
初期に楽曲を提供していた中崎氏が突如登場します。記憶が正しければ、爆風と関係ないトコロで 中崎氏の曲に中野が詞を書いた。そしたら、出来上がりが良かった。じゃあ爆風でもやってみよう・・・ って流れだったハズです。
 
もうね、明らかに笑えるほど大人テイストな楽曲です。作る人が違うとこうも違うんですな。 コーラスもプロのお姉さん達が「ヘブンズレイン〜!」とかオシャレに歌ってます。 女性コーラスって爆風では珍しいですよ。

豆知識
  豆知識って程じゃないんですが、このアルバムのジャケット、
  中野がパソコンで自作したんですよね。
  この頃急に「これからはCGだぜ!」とか言い出しまして、
  随分、作成してましたね。

お願い
   さてさて、上で「世直しマン」について書きましたが、
  当時の映像がないんですよね・・・
  モチロン「シモシモ大王」の映像の無いんです。
  誰か持ってたら、メールしてくれないかなぁ・・・
   春になったら、このHPでギャラリーみたのを作ろうかな?
  なんて思ってるんで「懐かし画像館」ってのもあってもいいかなぁと。
  持ってたらゼヒ!お願いします〜!


 
「TENSION」ジャケット写真

 


 
■ ピロリ  1995.4.21
 
01 神話(Remix Version)
02 ヘリコバクター・ピロリ
03 短い恋
04 屋上
05 こまっちゃう
06 君が壊れた
07 人間はなぜ
08 Hey!Hey!トーキョー(Remix Version)
09 やすい女
10 アケビ〜丘の上の天使〜

 
01 神話(Remix Version)
詩:サンプラザ中野 曲:ファンキー末吉/斉藤かんじ/井上鑑 編:井上鑑/爆風スランプ(5:12)
 
御存知!日本を代表する怪獣「ガメラ」の映画主題歌ですな。あ、もしかして怪獣映画だからって バカにしてないっスか?舐めちゃあいけませんよ!スゲェ〜映画なんですよ。カッコいいんですよ。
 
まず、セットがすごい。監督はジオラマオタクだろう!ってぐらいに街が造られている。 そしてガメラね。もうぬいぐるみとは言わせねえ!ってぐらいによく出来てますよ。 そして音楽ね。「神話」はエンディングロールで流れます。まあまあ合ってるなぁ・・・と思っております。
 
この曲のデモテープを末吉が持ってきたとき、 アレンジャーの井上鑑氏が、 「カッコエエよ!」 と思わず関西弁で叫んだのはもはや伝説・・・いや神話か。
 
メンバーも大好きな曲で、カッコええ!と思ってるんですよ。 それにしても勉強になります。「久遠の神話」ですよ。久遠ですよ! 知りませんでしたね、そんな言葉を。
 
02 ヘリコバクター・ピロリ
詩:サンプラザ中野 曲:パッパラー河合 編:井上鑑/爆風スランプ(4:29)
 
今にして思えば、題材に「ピロリ菌」を選んだのが早い、早すぎる!10年早かったなぁ・・・ まあ早いのが中野の得意技なんだが、ピロリ菌が注目されたのは、ここ数年ですからね。
 
しかし変な曲です。世の中には恋愛歌、頑張れ歌は沢山あるんだが、これは医療歌ですよ、医療! 楽曲自体はロックなんだけど、おかげで程よい変態楽曲として成就しました。 ちなみにアルバムジャケットがピロリ菌のイメージ映像となっております。
 
イントロはギターフレーズを逆回転させて貼り付けてますね。凝ってるなぁ・・・ 現在だとPCで1分でできる簡単な技術なんだけど、当時はこれで2〜3時間かかってます。
 
03 短い恋
詩:サンプラザ中野 曲:パッパラー河合 編:井上鑑/爆風スランプ(4:29)
 
変態の後に美しい曲ですよ。狂い咲きピエロの流れを踏む耽美派楽曲ですね。 こうゆう曲がヒットして欲しいですね。ええ、勝手にそう思ってるだけです。 まあ、それぐらい好きですよ。
 
色々な曲作りがあるんですが、この曲は「サビ命!」で作ったんですよ。 最初に「短い恋だけど〜」の部分だけできて、こりゃイイなぁ・・・と思って、 A、Bメロを作るわけです。そのあとに詞を書く。変態歌じゃなくて良かったなと思っております。
 
間奏は和佐田さんのベースソロですね。プォ〜プォ〜って、これフレットレスですよ。 うんうん、いいなぁこの曲。
 
04 屋上
詩/曲サンプラザ中野 編:井上鑑/爆風スランプ(3:55)
 
久々に聞いたけど、スゲぇ良い曲ですよ!もしかして中野作曲で最高傑作かもですよ。 イントロはビートルズの「Here Comes the Sun」に似てるけど、ご愛嬌ですよ。全然OKです。
 
やっぱり中野の頭は学生時代のままなのか。リアルに描けてます。ちなみに中野と河合の通った高校の屋上からは、 筑波山、富士山は見えましたが、確かに海は見えませんでしたよ。ああ・・・学生時代。
 
05 こまっちゃう
詩:サンプラザ中野 曲:パッパラー河合/豊岡正志 編:井上鑑/爆風スランプ(3:20)
 
中野と河合のアマチュア時代バンド「スーパースランプ」の楽曲ですね。当時はテクノ調でしたが、 ロック風にアレンジされました。今聞くと、テクノ調のがいいかなぁ・・・と思ったりしております。
 
中野、少し声楽風に歌ってます。あと語尾が「ウィ!」って上がってますね。 語尾上げですか・・・早い、早すぎる!
 
それにしても歌詞・・・生理とか売春とか。いやいやアマチュアってのは怖いものなしです。 これ、今だったらレコード会社は発売自粛かもしれないですね。
 
06 君が壊れた
詩/曲サンプラザ中野 編:井上鑑/爆風スランプ(4:39)
 
シャレた曲ですな。もう大人って感じですワ。中野が明言したかどうかはワカランけど、 老人性痴呆症の歌なんでしょうな。やっぱ当然だが爆風のメンバーも歳をとる。当然親も居る。 親はドンドン壊れていく。そろそろ自分達が壊れる番ですよ。 あ、中野は125歳まで生きるんだっけか・・・確認できそうにないな。
 
さて、この曲なんか懐かしい雰囲気だな〜と思ったら「日本一いい気なラヴ・ソング」に雰囲気が似てますね、 ホワ〜っとしてて。でも、あれは楽しい、これは悲しい。
 
07 人間はなぜ
詩:サンプラザ中野/パッパラー河合 曲:パッパラー河合 編:井上鑑/爆風スランプ(3:12)
 
河合ボーカルシリーズです。世直しロックンロールをはるかに凌ぐ問題作で、人間の存在について語っております。 ええ、歌ってるってレベルじゃないです。
 
でも、この曲はライブでの汎用性が低くて「世直し〜」程は定着しなかった。なかなかパンクで面白いんですけどね。 しかし、今聞くとスゴイ詞です。街で流れたら罰金ですよ。いや、逮捕されるかもしれん。しかし下ネタが多いな。ハハハ・・・
 
08 Hey!Hey!トーキョー(Remix Version)
詩:サンプラザ中野 曲:ファンキー末吉 編:井上鑑/爆風スランプ(4:02)
 
末吉らしいファンキーな楽曲であります。それに中野お得意の現代世相的歌詞がマッチしております。 でも、これはライブで演奏した記憶がないですなぁ・・・
 
しかしナンですな、井上鑑氏はオシャレですな。すごく完成されてます。 多分ロック調より、こんなR&B調のが好きなんでしょうね。 考えてみると、ロック調やパンク調の楽曲は井上氏は殆どアレンジしなかったような気がする。 「イイじゃん、それで!」みたいな感じです。
 
09 やすい女
詩:サンプラザ中野 曲:パッパラー河合 編:井上鑑/爆風スランプ(4:22)
 
でた〜!中野の十八番、当世人間評価ソングです。こう・・・なんつーか女性とオヤジに対して 厳しいのが楽しいですな。「美人天国」から始まった女性批判。おそらく中野は若い頃、相当女性にいじめられたんでしょうな。 こう、怨念が違いますね。オヤジに対しては愛がある気がするんですけどね。
 
曲はドコドコ、バコバコと突き進むだけのロックですな。河合的には一番好きな曲調ですよ。 こうゆう歌は中野にしか歌えない!と信じてるんです。
 
10 アケビ〜丘の上の天使〜
詩:サンプラザ中野 曲:パッパラー河合 編:井上鑑/爆風スランプ(6:03)
 
アルバムの最後はしっとりと・・・ってのが好きなんですな。 いやいや、こんな曲を聴くと爆風も大人になったんだな・・・と思うわけです。
 
1995年に聴いた「アケビ」より、今聴いた「アケビ」のがグっときますね。 これは年齢のせいなのか。歳をとった皆さんにも是非、もう一度聞いて欲しい「アケビ」です。 


 
「ピロリ」ジャケット写真

 


 
■ 怪物くん  1997.1.22
 
01 恋愛妄想ショー
02 健康優良児
03 旅人よ〜The Longest Journey
04 歌謡曲
05 不思議少女ナナ
06 火山の国の真ん中で
07 ご隠居−What's happen to The Goinkyo?−
08 快適なスピード
09 都民の歌
10 カンカン
11 未来に絶望
12 どんな夢
13 35才(シークレットトラック)

 
Disc2 初回生産限定8cmCD
01 旅人よ〜ロイヤル フィルハーモニック オーケストラ ヴァージョン

 
01 恋愛妄想ショー
詩:サンプラザ中野 曲:パッパラー河合  編:爆風スランプ/西脇辰弥(3:54)
 
こ、これは・・・カッコいいっす!このアルバム「怪物くん」から音像がガラリと変わります。 バコバコのギターサウンド、しかも汚いギターの音。これがいいんです。そして全体的にはリバーブ少なめ。 ホント少なめ。
 
これはアレンジャーの西脇辰弥氏のセンスでしょうな。ナイスですよ。このアルバムで、このハードな方向に目覚めましたね。 やっぱロックバンドはコレだろ!って感じですよ、ええ。
 
ギターソロもブっ壊れてて最高ス。自分で自分を褒めてあげたい!と・・・古い言い回しですな。 楽曲の良し悪しは置いといて、音像的には「怪物くん」「ハードバイルド」が最高です。異論はないですな!
 
02 健康優良児
詩:サンプラザ中野 曲:ファンキー末吉  編:爆風スランプ/西脇辰弥(4:30)
 
これもイイですよね。中野の詞もふっきれた感がある。西脇氏との出会いが大きいのでしょう。 今でも親交がありますね。
 
さて、健康優良児なんだが、曲中で主人公は祭壇で笑ってしまうワケだ。 未確認だが中野は子供の頃、肥満児だったらしい。よく言えば健康優良児だ。 自分と重ね合わせてるのだろうか?と、もっともらしく分析してみました。ハハハ!
 
03 旅人よ〜The Longest Journey
詩:サンプラザ中野 曲:パッパラー河合  編:爆風スランプ/西脇辰弥(4:15)
 
御存知、お笑いコンビ猿岩石の応援歌であります。猿岩石を探しにインド行きましたよ、インド! いやいや・・・そこらへんのTV関係の話はシングルの項で書きますね。
 
この曲はランナーの次ぐらいに沢山演奏してますね。バンドでギター一本で。どんなスタイルでもOKです。
 
メロディーはロック歌謡風なんですが、アレンジが超ロックになってます。 もっとしっとりバージョンもいいのでは?ってコトでオーケストラでも録音したり。 まあ、そんな予算があったのも、TVのおかげでしょうか。TVはお金ありますね・・・
 
04 歌謡曲
詩:サンプラザ中野 曲:パッパラー河合  編:爆風スランプ/西脇辰弥(4:46)
 
すっかり忘れてました、この曲を。クラッシュ風にシブク始まりまして、ハードに展開しまして、 歌謡曲風サビ+でもウルサイ。 みたいになってますね。いや〜いいね。まあ、このアルバムは全部大好きなんス。
 
間奏のギターが逝ってます!もうムチャクチャでカッコいい。自分で自分を褒めてあげたい・・・しつこいなぁ!
 
詞はアレですね、昭和テイストなんですが、中野が歌うとハードロックになるマジック炸裂しております。
 
05 不思議少女ナナ
詩:サンプラザ中野 曲:バーべQ和佐田  編:爆風スランプ/西脇辰弥(3:05)
 
これもカッコいいじゃないすか!やはり10年早かったな。アレンジ的には変態最右翼でしょうな、この曲が。 中野の歌も叫びまくりですよ。演奏がイッてると歌もイクんですな。
 
さて、ナナとは誰なのか?知りません。まあ誰でもいいんです、曲がカッコいいから。 でも、斜めの犬とか、斜めのハートとか・・・ 結構楽しんで笑いながら録音したのを覚えてますね。
 
06 火山の国の真ん中で
詩:サンプラザ中野 曲:バーべQ和佐田  編:爆風スランプ/西脇辰弥(5:37)
 
静かに始まったと思ったら・・・急にウルサクなります。突然です。 まあ、このパターンが多いわけですが好きだから問題ないです。
 
アレンジは60年代ロック基調ですな。 ドアーズって感じでしょうかね。オヤジにしか判らないテイストであります。
 
火山の国の真ん中って、阿蘇山、熊本の話かな?と思いますが、特に熊本には関係ないようであります。
 
07 ご隠居−What's happen to The Goinkyo?−
詩:サンプラザ中野 曲:パッパラー河合  編:爆風スランプ/西脇辰弥(4:07)
 
これは・・・コーラスがまるでクイーンですな。ギターもブライアンメイっぽくていいね。 で、間奏のギターも変態とゆう、一粒で3回ぐらい美味しい曲です。 常人なら「ご隠居」のタイトルから、この曲は想像できません。
 
しかしホントにクイーンですね。中野、河合、西脇氏が大好きなんですよ。 だからクイーンに似てれば似てるほど嬉しいとゆう・・・ええ、ただのファンですな。 まあ、ここらへんが「女王様」の原点になったのかな。
 
ただ詞はクイーンじゃないです。相変わらず中野ワールドです。 しかし好きだな〜お爺さんネタが。
 
08 快適なスピード
詩:サンプラザ中野 曲:ファンキー末吉  編:爆風スランプ/西脇辰弥(4:22)
 
シブかっこイイ曲です。しかしアレンジがマニアすぎるでしょ。これを売るのは難しいでしょ! いや〜演者は楽しいのですが、聴く人はどうなんでしょうね。
 
曲の最後にファンキー末吉のドラムが炸裂しております。いや〜すげ〜カッコいい。末吉は末吉を褒めてあげなさい。
 
この詞は気が付きましたか?すべての文章が「か」もしくは「が」で始まってるんですよ。 自分は全然気が付かなくて、レコーディングの途中でディレクターが 「全部『か』とは面白いね〜」と言った時に気が付いたんです。 もう中野から散々にアホ扱いされましたね。クソ〜!
 
09 都民の歌
詩:サンプラザ中野 曲:パッパラー河合  編:爆風スランプ/西脇辰弥(5:31)
 
お化け屋敷のようなイントロで始まりますが、まあロックです。 しっかし、コードのテンションがキツすぎですね、この曲は! デモの段階では、ここまでぶっ壊れてなかったんですが、調子に乗りすぎですな。
 
「かね」に続き、70年代ロックを基調としております。 タイトルからわかるようにツェッペリン風ですね。
 
この主人公はバブルの栄華を満喫するも、バブルは崩壊する。 これまた中野御得意の現代考察溢れる曲なんですね。 ホント中野は好きだなこ〜ゆ〜の。
 
10 カンカン
詩:サンプラザ中野 曲:ファンキー末吉  編:爆風スランプ/西脇辰弥(5:03)
 
「ヤダヤダ〜」のボコーダーから始まる、サウンドと歌詞がいつもの爆風スランプですな。 ここまで変態ソングばっかりだったので、なんだか安心しました。 聴きやすいな〜なんて思うんですが、まあ十分ヘンな曲です。
 
「こんな生活やだ〜!」「幸せになりたい〜」と中野に詞はブレてない! デビュー当時と変わってないです。同じこと言い続けてますね。
 
間奏のギターなんですが、ペダルのオクターバーを使用しております。 上へ下へと音程が変化して面白いです。
 
11 未来に絶望
詩:サンプラザ中野 曲:パッパラー河合  編:爆風スランプ/西脇辰弥(4:59)
 
未来に絶望・・・と夢も希望も無いタイトルです。でも楽しい曲・・・また変態ソングですね。 もう、ただのパンクじゃね〜か!とお思いでしょうが、そうでしょう。
 
途中で和佐田さんと河合の美声も堪能できます。ヘタクソなんで、すぐわかりますね。 この頃になると、末吉は「ワシは歌うのは勘弁してくれや。ワイはダミ声なんや!」なんて言ってました。 この曲もワケわからんです。だからかどうか、ライブでは演奏してないですね多分。
 
イントロに「スポン!」って開詮の音がはいってます。これが・・・苦労したんですよ。 この「スポン!」だけで2時間ぐらいかかった。ハァ・・・
 
12 どんな夢
詩:サンプラザ中野 曲:ファンキー末吉  編:爆風スランプ/西脇辰弥(6:45)
 
末吉らしい、しっとりしたバラードですな。メンバー全員で朴訥と歌っております。 中野の希望ですね。一人だとイメージが違うって理由と、メンバー全員の夢・・・みなたい意味合いもあった気がしますね。
 
さあ、静かに終わるのか?と思いきや、後半に突如爆発して崩壊して終わります。 そんなアルバムなんですよ。タダじゃ終わらないんです。
 
13 35才(シークレットトラック)
詩:サンプラザ中野 曲:ファンキー末吉  編:爆風スランプ/西脇辰弥(4:20)
 
さあ全部聴き終わったなぁ・・・とCDプレイヤーからCDを取り出さないと「あれ?まだ回り続けてる」となります。 そのまま90秒待ちます。突如、この曲が流れてビックリしますね。
 
何故シークレットにしたのかは覚えてないです。超カッコイイ曲なんですが・・・ まあ次作の「ハードボイルド」には正式に収録されています。だから自主規制とかレコ倫の問題ではないですね。
 
ファンクハードロックです。正統派です。音像がリアルでイイですな。
 
01 旅人よ〜ロイヤル フィルハーモニック オーケストラ ヴァージョン
詩:サンプラザ中野 曲:パッパラー河合 編:福田裕彦(5:07)
 
これはロンドンまで出かけて録音しました。「ロイヤル フィルハーモニック オーケストラ」と言えば、 ベルリンフィルと並ぶ名門中の名門ですワ。 クラッシックには詳しくないですけど、そう聞いてますよ!
 
ロンドン郊外の巨大スタジオに、アレンジャーの福田氏、中野、河合が行くと、ソコで 約50人の名門オーケストラが「旅人よ」を演奏しているじゃないですか!いや〜感激ですよ。 まあ彼等はプロなんで料金を払えば演奏してくれるんですが・・・エヘヘ。
 
このバージョンは初回生産品限定盤なので、もう手に入れることはできないですね。 まあ、現代はデジタル時代なんで盤そのものの意味合いは薄いです。 しかし最近は8cmCDって見ないなぁ・・・あれって小さいのはいいんだけど 容量まで小さくて不便ですよね。

ラストスパート
  さて、アルバム評も残すところあと一枚ですよ。
  途中、滞った時期もありましたが・・・まあ気にしないでくんさい。
  やはり「勢い」ってのが大事ですな。書くときはブワァ〜と書く。
  
 
  「ハードボイルド」を書き終えたら、次はシングルの項を書く予定です。
  何を書くか考えてないですが何か要望があったらメールくんさい!
  例えば「レコーディングの様子を知りたい」とか
  「何枚売れたか知りたい」とか・・・まあコレは無理だな。資料がない。
  あと「くだらない!」とか「もっと書いて〜」とか何でもいいです。
  よろしく〜!


 
「怪物くん」ジャケット写真

 


 
■ HARD BOILED  1998.4.1
 
01 蜜柑
02 ハード ボイルド
03 暖かい日々
04 モンスター[farm mix]
05 BAN BAN BAN
06 未来はコンピューターネットワークの中に
07 青春りっしんべん[hard boiled version]
08 おてもやーん
09 35才
10 天使の涙[album version]
11 盆栽
12 オクトパス サマー

 
01 蜜柑
詩:サンプラザ中野 曲:バーべQ和佐田  編:爆風スランプ/西脇辰弥(3:39)
 
さて例によって、静かなアルベジオから始まるんですが突如爆音が襲います。 この手法はホラー映画と一緒であります。ストーリーでなくて音で威嚇するB級映画ですよ。。 ハッキリ言って卑怯です。爆音で脅すなんて! しかし音楽の場合は許されます。ナイスアレンジ!とか言われます・・・言われない?
 
さて「蜜柑」なるタイトルですが「檸檬=レモン」「林檎=りんご」と並び、 実際には書けない漢字であります。歌詞のポイントとしては主人公が置き引きの被害者になる部分です。 これがないと、普通の上京ソングになってしまいます。深い、深いです。
 
ちなみにイントロのアコギは、ヤマハのエレアコです。インドに持っていったり、 ライブで使ったり、レコーディングしたりと大活躍であります。 今も横でスースー気持ちよさそうに寝ています。
 
02 ハード ボイルド
詩:サンプラザ中野 曲:バーべQ和佐田  編:爆風スランプ/西脇辰弥(4:01)
 
イントロのブリブリに歪んだベース、だるいギター、まさにハードボイルドです。 小説「新宿鮫」の主題歌って感じです。そして歌のメロディーが昭和してます。そこがイイです。
 
それにしても歌詞が厭世観タップリで、青春王サンプラザ中野のダークサイド面が描かれております。 まあ決して中野自身が暗黒面に落ちたワケじゃなく、詞の世界の話です。
 
これはアルバムタイトル曲なんですが・・・アルバムの写真がすごいです。なんと中野がタバコ吸ってます。 現在は禁煙して、煙草大嫌い人間なんですよね。諸行無常ってコトで。
 
03 暖かい日々
詩:サンプラザ中野 曲:バーべQ和佐田 編:爆風スランプ/西脇辰弥(4:56)
 
これは歳をとればとるほど、グっとくる歌なんですよね。出会いと別れですよ、ええ。 何が言いたいのか・・・まあ、若い頃聞いた五輪真弓さんの「恋人よ」と現在聞く「恋人よ」は全然違うってコトでしょうか。
 
中野が世田谷のスタジオで歌入れした時のことをまだ覚えてますよ。 神妙な顔をしてボーカルブースに入っていきましたね。 あの時の荒涼とした空気感が忘れられないんですよ。
 
あ、別に雰囲気が悪かったってことじゃないんですよ。 人は生まれて死んでいく。その苦悩と葛藤って感じでしょうかね。
 
04 モンスター[farm mix]
詩:サンプラザ中野 曲:パッパラー河合  編:爆風スランプ/西脇辰弥(4:07)
 
8ビート爆風スランプです。ええデビュー以来変わってない路線の楽曲ですね。 中野もデビュー当時は天真爛漫に8ビート爆風スランプを歌ったモンですが、 これは違いますね。少しダークサイド入ってます。ええ、なんとなくそう感じます。
 
Bメロで「ラ〜ララララ〜」とコーラスが入ってます。河合と西脇氏で歌ったんですが、 西脇氏の声しか聞こえないス・・・なんでだろ?
 
これは「モンスターファーム」ってゲームソフトのテーマソングになってますね。 当時はそれなりに流行っていたゲームです。まあ自分ではやってないんですが。 モンハンなら今やってます。でもこれはモンファーですな。
 
05 BAN BAN BAN
詩:サンプラザ中野 曲:パッパラー河合  編:爆風スランプ/西脇辰弥(3:39)
 
もう、やりすぎでワケがわからんです!パンクなんだか、ハードロックなんだか、ただの変態なのか・・・ 意味不明の楽曲に仕上がってます。
 
1番のBメロで河合の美声。2番では和佐田さんのジャイアン風ボーカルが聞けます。 和佐田さん、相当イケメンなんですけど爆風では変態イケメンって扱いですな。
 
一番最後に牛の鳴き声が入ってます。これはシンセの合成音なんですが、意味は・・・秘密です。 ウソです。なんとなく入れてみました。
 
06 未来はコンピューターネットワークの中に
詩:サンプラザ中野 曲:パッパラー河合  編:爆風スランプ/西脇辰弥(4:16)
 
相変わらずの猪突猛進です。まあ、そんな中でもサビ直前に「イク〜!」と叫ぶ河合の美声が堪能できます。 この曲は弦アレンジが秀逸ですな。西脇氏がスタジオでノリノリで録音してましたね。
 
後年、「ユリマリ」なる女性二人ユニットが、この曲をカバーしてます。それも・・・いやソッチのが好きかも。 やはり「イク〜!」は男声より女性のがハマりますよ。もしかしたら廃盤かもしれないですがゼヒ聴いて下さいな。
 
1998年にインターネットかぁ・・・河合はまだ、パソコン通信でしたね。ITの申し子なのに御恥ずかしいかぎりで。 携帯電話もメンバー内で最初に持ち歩き始めたのは末吉、そして中野→河合→和佐田の順番だった。
 
末吉は機械大好き人間なんですね。ちょっとした小物電子機器をスグに買う。でも、いわゆるオタクじゃあないんですよ。 ゲームとかアニメとか・・・オタク度は河合のが断然高い。そう、末吉は理系ですね理系人間。
 
07 青春りっしんべん[hard boiled version]
詩:サンプラザ中野 曲:江川ほーじん 編:爆風スランプ(4:03)
 
青春りっしんべん猪突猛進バージョンですね。コレに比べるとオリジナルは可愛い感じさえします。 しかし・・・可愛くない!歌の世界観と演奏が乖離してますな、ハッハハ!
 
何故再録したのか記憶が曖昧だが、ライブでこのバージョンで演奏していた→なかなかイイな→じゃあ録音するか。 って流れだと思いますね。まあ西脇氏と出会ってから全般的に猪突猛進に傾倒していった感がありますね。
 
まあでも、いま改めて聴いてみると「青春りっしんべん」に関しては旧バージョンのが好きですな。 猪突猛進バージョンだと若い男性の葛藤が伝わりにくい気がします。
 
08 おてもやーん
詩:サンプラザ中野 曲:バーべQ和佐田  編:爆風スランプ/西脇辰弥(5:18)
 
ほんわか系変態ソングでしょうか?さて「おてもやん」について調べてたら人名でした。「おても」さんって意味なんですね。 いかに河合が適当に歌詞を聴いていたかバレバレですな。
 
口笛を誰かが吹いてます。河合は口笛が下手なので多分メンバーの誰かですね。 わざわざ口笛名人をスタジオに呼んだ記憶はないです。 口笛素人の割には上手い口笛ですよコレ。
 
この頃、東京で大雪がありまして、スタジオから出たら30cmほどの積雪で車が真っ白。 チェーンも無いし、もうパニック状態です。徐行、徐行、徐行でギリギリ帰宅できましたが、 立ち往生して乗り捨てられた車も多かったのです。北に住んでる人からみれば「アホか・・・」なんでしょうね。
 
09 35才
詩:サンプラザ中野 曲:ファンキー末吉  編:爆風スランプ/西脇辰弥(4:20)
 
前作「怪物くん」のシークレットトラックから、本編収録となりました。 全く同じバージョンで、なんか計画性が無いですなぁ!
 
それにしても中野の歌、怒りマックスです!中野の真骨頂と言えるでしょう。 演奏も名演と自分で言います。ミックスもいいし・・・ただダークですな、ダーク!暗いイメージなんですな。
 
ふと思いましたがジェフベックの「レッドブーツ」に少し似てます。少しです。 「レッドブーツ」は高校生の頃、必死でコピーした曲なんで今でも影響が残っていて、 フレーズを考える時とか似ちゃうんですよね。
 
10 天使の涙[album version]
詩:サンプラザ中野 曲:パッパラー河合  編:爆風スランプ/西脇辰弥(4:59)
 
この曲は相当、中野が気に入ってたようでライブでも定番、爆風休止後もアコギ一本!で演奏しましたね。 どこらへんが中野の琴線に触れたんでしょう?
 
これは最後の後奏部分、「何とか眠れそうです〜!」の後のコード展開が異様に複雑で、 すぐ忘れちゃうんですよ・・・ええ。まあ後奏部分にコード付けしたのは西脇氏なんで、 他人の思考パターンってのは理解しづらいってコトであります。
 
しかし、ふと思ったのだが「天使」ってのは何なのだ?森永エンゼルの、あの可愛いヤツが真っ先に目に浮かぶが、 やっぱり違うんだろうな。羽が長くてキラキラしてて、異様に綺麗な子供顔してて・・・ それが泣いて涙流すんですから、もうタイヘンな歌なワケです。
 
11 盆栽
詩:サンプラザ中野 曲:ファンキー末吉/安宅美春 編:爆風スランプ/西脇辰弥(5:02)
 
盆栽擬人化ソング。好きですねこ〜ゆ〜の。徹底的に盆栽を掘り下げていく。意味が無い様で意味が無い。素晴らしい。 名曲「たにしの留守番」にも通じるコンセプトです。あ、知らない?たにしが留守番するって歌です・・・
 
サウンドは完璧にフュージョンですね。20年程前に流行りました。複雑なリズムでフレーズも難解系です。 こ〜ゆ〜の末吉が大好きなんですよね。 ドラゴンボールのゴテンクスとかの話じゃないですよ。
 
ライブでは演奏しなかったですね。あまりにも掴み所が無い・・・って感じでしょうか。面白い曲なんですけどね。
 
12 オクトパス サマー
詩:サンプラザ中野 曲:ファンキー末吉  編:爆風スランプ/西脇辰弥(4:07)
 
タイトルからしてビートルズの「オクトパスガーデン」にヒントを得た楽曲かと思いきや全然関係ないんです。 ダル〜いリズムの70年代風ロックに仕上がってますね。
 
やはりアルバム最後の曲なので猪突猛進じゃなく、ゆったりと終わりたい・・・ってコトですね。 これも遂にライブで演奏されることはありませんでした。

祝!アルバム評完結

 
  ふぃ〜やっと書き終えた。
  あっと言う間に終わるハズだったんですが、
  急激にペースが落ちましたね・・・ヒャハハ!
  
 
  やっぱりね、20歳代の頃の記憶ってのは強烈なんですよね。
  だから初期の頃はスラスラ書けたと思うんですよ。
  まあ、あと時間が空いて「さあレコード評でも書くか」
  って書き始めるんですけどね、最近は時間が空くと、
  「さあ狩に出かけるか・・・」ってパターンが多くて・・・
  あ、ゲームのことですね。モンハンね。
  
 
  さて今後はシングルをビシビシ書いていきます。
  写真館も立ち上げたいし、
  ギターギャラリーも作りたい・・・
  ああああ・・・大変だな。
  何か要望があったらメールくんさい!
  よろしく〜!


 
「HARD BOILED」ジャケット写真





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